世界は混ざり合っており、歴史は編修されている

鎌倉の海岸に赤潮が発生し、夜は赤潮のなかの夜光虫の発光で幻想的な光景になっている、との報道。

公害について習ったときに、夜の赤潮の話はなかった。

世界は混ざり合っており、歴史は編修されている。

初出:
Facebook 2017/ 5/ 7

海自初、米海軍大教授に

海自初、米海軍大教授に…元幕僚長・武居さん (武居智久 – Wikipedia 海将)
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20170410-OYTNT50123.html (2017年 4月 9日)

「米海軍大」と訳してあるのですが、英語では「U.S. Naval War College」です。

なお、パックンマックンのバックンが、米大統領のスピーチを解説した本で書いていましたが、米国で「War」という言葉は「正義の戦い」という意味をもち、好意的な意味に捉えられるそうです。

パトリック・ハーラン : 大統領の演説 (角川新書, 2016 〈底本は、角川新書(2016)〉) 位置No. 1131/5392.

アメリカ人にとっての「war」は、言葉の裏側に「正義のため」というニュアンスが含まれます。正義の戦い。自分たちは正しいことをやっている。神様がついているオレたちが、負けるなんてあり得ない!

「U.S. Naval War College」については、

  大熊 康之 : 戦略・ドクトリン統合防衛革命―マハンからセブロウスキーまで米軍事革命思想家のアプローチに学ぶ (かや書房, 2011)

に詳しいです。

初出:
Facebook 2017/ 4/10

アルマダ

トランプ米大統領が『アルマダ』という語を使ったというので、「なるほど、自国の空母打撃群を持ち上げつつ、油断したら負けるぞ、命を懸けた任務なのだぞ、と訓示しているのだね。メメント・モリだね」と思っていたら、『the Armada』ではなく『an armada』であり、スペイン「無敵艦隊」ではなく、単に「艦隊」という意味しかなかった、という件。

トランプ米大統領が派遣したとされる艦隊は「無敵艦隊」にあらず(不破雷蔵) – 個人 – Yahoo!ニュース

アルマダの海戦 – Wikipedia (1588年)

初出:
Facebook 2017/ 4/17

忖度という言葉が、その危険性を意識させずに多用されることは、危険である

忖度(そんたく)。

忖度(ソンタク)とは – コトバンク

デジタル大辞泉の解説

[名](スル)他人の心をおしはかること。「相手の真意を忖度する」

大辞林 第三版の解説

( 名 ) スル
〔「忖」も「度」もはかる意〕
他人の気持ちをおしはかること。推察。 「相手の心中を-する」

「忖度」という言葉を、私は、知能工学・デザイン論の分野で使用してきた。

例えば、「ロボットに求められる知能は人の意思を忖度して仕事のできる機能」エレベーターでは、降りる人の意思を、乗る人がわかりにくい (意志を忖度しづらい)

そもそも、一般的には使われない言葉である。

しかし、昨今、森友学園問題で、使われる頻度が増えている。

森友学園問題で気になるワード「忖度(そんたく)」が話題 – NAVER まとめ

忖度は、間違う危険がある。慎重に取り扱うべき行為である。

忖度という言葉が、その危険性を意識させずに多用されることは、危険である。

なぜならば、実体を伴わない言葉が、それに対する批判がない中で、凝固する。忖度という言葉の多用が、自分による忖度と他者による忖度を当然だと認識させ、忖度への慎重さを欠かせることが、危険なのだ。忖度を、期待の対象にしてはならない。

繰り返しになるが、忖度は間違う危険がある。その機序(メカニズム)については、下記を参照のこと:

刺激等価性――「空気」の本質。感情移入と非論理をつなげるもの

図書館戦争ドラマに、人の脳の性質を整理する

感情移入。「空気」と「バカと暇人のウェブ」をつなぐ

感情移入への対策は、理由を求めること である。

しかし、何よりも、慎重であることだ。確認を絶やしてはならない。

1945年 4月 7日(土曜日)

4月7日。

戦艦大和撃沈と、鈴木貫太郎内閣成立は、同日、昭和20年(1945年) 4月 7日(土曜日)。

戦艦大和:
辺見じゅん「男たちの大和」 | 無窮ナレッジ 電子書架

鈴木貫太郎内閣:
「日本のいちばん長い日」(2015)鑑賞メモ
創造力は無限ではない、貴重である。そして重要である

初出:
Facebook 2017/ 4/ 6

不安だ

先日、電車の中で耳にした会話(日本人)は、会話の片方が、日本の歴史に詳しい口ぶりなんだけれど、いろいろ間違えていて、例えば、飛鳥時代と奈良時代がごっちゃになっていたり、鎌倉時代と室町時代がごっちゃになっていたりしていた。不安だ。

初出:
Facebook 2017/ 3/ 4

関連:

不確実性の極力排除と、明確なる出口

『幼女戦記 第12話』から想起:

前提を誤ると、解答は正解ではない。そして、前提は明確ではない(シュレディンガーの猫の生死は決まらない)。

故に、前提に関する不確実性を極力排除しなければならないとともに、出口(そして出口は静的な正解ではなく、相互作用のある動的世界である)を必ず用意しなければならない(補足:戦闘は、やめ時が重要であるが、その視点は戦闘ではなく出口にあるべきである)。

リスクとプロフィット」は、上記のように展開できる。

初出:
Facebook 2017/ 4/ 1

「よい未来を実現するには、どうしたらよいか」スピーチ原稿 Rev.0

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「雄弁無き知識は国にとって ほとんど役に立たなかった」―― キケロ (紀元前106年~紀元前43年)

【Rev.0】

こんにちは。きょうは、「よい未来を実現するには、どうしたらよいか」について話をしたく思います。

社会、たとえば国・地域・企業・家族において、自分が少しでも経営に参画していると自覚している人も、自覚していない人も、実際は、少しは経営に参画しています。

コンビニでパンを買う際に、A社のあんパンを買うか、B社のあんパンを買うか。あなたは、A社のあんパンを選ぶとする。A社は利益を得、新たなパン工場を作ったり、もっとおいしいあんパンを開発するかもしれない。反対に選ばれなかったB社は、A社に負けじとあんパンの改良に取り組んだり、あんパンではなくクリームパンの生産に力をいれるかもしれない。

あなたは、社会の経営に参画しているのです。

そこで「よい未来を実現するには、どうしたらよいか」です。

私の答えは、この2つです:

 (1) 問題に対し、よい解決をすること ――〈解決のよさ〉と〈解決をすること〉の両方が必要である。

 (2) よい未来への関心が高くあること、及び 未来に現在から関与すること(行為をすること)。

1点目。問題に対し、よい解決をすること。〈解決のよさ〉と〈解決をすること〉の両方が必要である。

そのために私は 3つの視点を紹介します。心・技・体です。

心。解決をしようとする心です。解決のためのアイデアを思いつく心、それを臆せず、実行しようとする心です。大阪府池田市にある市営動物園、五月山動物園では、2年前、オーストラリアから動物を迎え入れるために、専属のアイドルグループを結成しました。彼女たちの活動が大きな力になって、ふるさと納税も相まって、今年秋、オーストラリアから動物を迎えられる予定です。

技。解決のよくする技です。

我が国には、解決に失敗した大きな経験があります。先の大戦です。先の大戦に対しては、様々なご意見をお持ちだと思いますが、解決の失敗がなかった、という考えをされる方は、少ないと思います。

解決は失敗することがよくあるのです。だから、よい解決をするためには、対策が必要です。

Give & take で分けると、

Give側は、解決者に、解決するための時間や知識・注意点を、提供しなければなりません。

Take側である解決者は、解決するための時間をつくり、知識・注意点を集めなければなりません。

体。解決をするための仕組みです。

 安全・安心系統
 衣食住・エネルギーの供給系統
 公衆衛生・医療系統
 産業
 情報インフラ
 学校制度
 図書館制度、思想及び表現の自由を保障する系統

などが有りますが、人が交わる仕組みである交通(モビリティー)も、あります。解決をするために、人が交わることが果たす役割は大きいです。

地域と地域の間を近づける高速交通も、地域のなかをつなぐ公共交通も重要です。また、クリーンエネルギーや再生可能エネルギーを、便利に交通に使う水素燃料電池自動車への取り組みも、これに入ります。

ここで、振り返りましょう。「よい未来を実現するには、どうしたらよいか」という問いに対する私の答えは、

 (1) 問題に対し、よい解決をすること ――〈解決のよさ〉と〈解決をすること〉の両方が必要である。

 (2) よい未来への関心が高くあること、及び 未来に現在から関与すること(行為をすること)。

です。問題に対し、よい解決をすること、が、以上に説明した、心・技・体でした。

2点目。よい未来への関心が高くあること、及び 未来に現在から関与すること(行為をすること)。

これに関して、ともすれば私たちは、新しく世に出るものに対して、その突飛さから、否定的な感情を抱くことがあります。

しかし、現在世の中に当たり前のようにある良いもの、例えば、スマートフォンや民主主義も、新しく世に出るものも同じです。

これらは、「ポッと出」でも、「独りで」に生み出されてきたものでもないのです。

つまり、ごく少数のアイデアによるものでも、人の労力なく旧態のままから生み出されたものでもないのです。多くの人の叡智と苦心と社会基盤から、だんだんと生み出されてきたものなのです。

そう考えて、新しく世に出るものに向き合うと、その突飛さは、理由と物語があるかわいい特徴に見えてきます。よい未来への関心が高くなります。

現在のものでも、新しいものでも、いくらかわいくても、良くないものには反対を表明すべきです。しかし、良いものに賛成を表明することを忘れないでいましょう。よりよくするアイデアがあったら、表明しましょう。メーカーが改良してくれないなら、改良するための部品の3Dプリンタ用のデータを公開するという手だって、今の世の中にはあるのです。

そうして、未来に、現在から関与しましょう。

以上で、「よい未来を実現する」お話を終わります。ありがとうございました。

関連:
よい未来を実現するには