呉春(ごしゅん,1752-1811) 画家・俳人。
京都生、与謝蕪村に俳諧と絵画を学ぶ。妻と父を相次いで亡くし失意の中、蕪村の勧めで池田に移り、名を松村月溪から呉春に改める(1782年)。1789年に帰洛の後は円山派と接触を深め、四条派と呼ばれる画風を生み出し京都画壇の中心的地位を獲得。
参考文献: 池田市・池田市教育委員会=編: 続池田学講座 ―人物誌編― (池田市・池田市教育委員会, 2009) p.54.
多才多芸の人。絵画だけでなく、俳諧・横笛・篆刻等に秀でる。食道楽で知られ、上田秋成は随筆『胆大小心録』の中で、呉春が常々「くい物を解せぬ者は、なんにも上手にならぬ」と語っていたと紹介している。
参考文献: 池田市・池田市教育委員会=編: 続池田学講座 ―人物誌編― (池田市・池田市教育委員会, 2009) p.56.
関連:
くい物を解せぬ者は、なんにも上手にならぬ
https://takagi1.net/ikd/archives/22
呉春が主人公の小説
https://takagi1.net/ikd/archives/390