森 博嗣 : 笑わない数学者 (講談社文庫, 1999) p.384.
「負け方が分からなかったんだよ、君は」犀川が言う。「勝つことばかり考えていた。どうやって負けたら良いのかも、考えなくちゃ。それが名人というものさ。…」
…
「勝つか負けるかなんて、ちょっとした運なんだ。どっちだって良い。
森 博嗣 : 笑わない数学者 (講談社文庫, 1999) p.384.
「負け方が分からなかったんだよ、君は」犀川が言う。「勝つことばかり考えていた。どうやって負けたら良いのかも、考えなくちゃ。それが名人というものさ。…」
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「勝つか負けるかなんて、ちょっとした運なんだ。どっちだって良い。
竹内 正浩 : 鉄道と日本軍 (ちくま新書, 2010) p.197.
青泥窪は、ニコライ二世によってロシア語で「遠い」という意味のダーリニー(達爾尼[:ダルニ])と改称された。
竹内 正浩 : 鉄道と日本軍 (ちくま新書, 2010) p.198.
陥落七か月後の明治三八年一月二七日、占領行政を担当する日本の遼東守備軍は、紀元節の二月一一日をもって青泥窪を大連と改称する旨、布告している。
「善」とは、モンスターの影響を減らす仕組みがもつ性質である。即ち、モンスターの数を減らす仕組み、また、モンスター個体の影響力を減らす仕組みがもつ性質である。
モンスター化を防ぐ人文学。
茂木 健一郎 : 思考の補助線 (ちくま新書, 2008) p.15.
利害が必ずしも一致しない人たちが集まって社会ができる。ときにはならず者や極悪人や独裁者が現れるこの世の中でいかに平和を保ち、繁栄を志向し、幸せを実現できるか。そのような真摯な関心から、経済学や政治学といった人文社会の諸学は顕れた。
2011年3月掲載・毎日新聞「異論反論」 テレビ消し、仕事に戻ろう – 岡田斗司夫公式ブログ
今回の大震災について、被害は大きく分けて4つある。
1次災害…地震や津波
2次災害…原発事故やインフラ破壊
3次災害…社会不安
4次災害…モンスター化する我々… 実は災害で最も被害の大きいのは1次2次ではなく3次4次だ。それは天災でもなく、権力者やメディアの怠慢でもない。我々自身が起こしたり防いだりできることだ。
…あなたの自制は社会の不安を減らす。
…我々自身が災害の原因になってモンスター化してはいけない。
災害の近くでもちゃんと定食屋を開けている主人がいる。定時運行を心がけている鉄道マンたちがいる。だからみんな「あ、やっぱり大丈夫なんだ」と少しだけ安心できる。この「小さな安心」がムダな社会不安を減らし3次4次災害を減らす。
Twitter / @岡田斗司夫: どの時代のどの民族もモンスター化します。僕もあなたも同じです。だから「自分や身近な人がモンスター化する確率を減らす」しか対抗手段はないんです 2011/3/23 10:41am