ちょっと進んだ。現実逃避のお昼に出かけよう… pic.twitter.com/HpOeKd6owM
— 室田伊緒 (@iomuu) 2016年11月1日
室田女流の揮毫を見ていて思ったのだけれど、字を「∠」の形に整えていらっしゃる。「笑」と「無」が分かりやすい。
そのために、「笑」・「無」の第1・2角の「ノ一」は、「レ」の形になる(2角を続けた上で、全体を30度左回転させる)。
また、「期」・「笑」の左下の払い「ノ」は、高さを縮める必要から、払わずに「丶」にしたり、「ノ」を寝かせている。
ここで工夫しているのが「邪」と「福」の最も右下の角である。字の全体を「∠」の形にするためには、縦方向に大きくしなければならないが、それだけでは、字が左方向に倒れそうになる。そこで、「邪」では右方向に大きめに膨らませることで、「福」では「田」を「▽」字型にしたうえで「9」のように口を閉じないことで処理している。