原発論議における、平等の悪側面

原発論議で注意しなければならないのは、それが一般の社会的強者にも弱者にも等しく不可避な影響を与える問題である点である。以前、雑誌記事で「希望は、戦争」という低所得者の手記があったが、そこで戦争は“一般の社会的強者にも弱者にも等しく不可避な影響を与える”ものとして扱われていた。

通常の問題の解決策に対して、一般の社会的強者は解決策が実行されても不利益をなるべく被らないように対策をとるため、社会的強者の優位が生じて、社会の混沌は避けられた。

しかし、“一般の社会的強者にも弱者にも等しく不可避な影響を与える”場合に、社会は混沌となりがちである。

社会の混沌化の手段として原発論議が使われないように、警戒しなければならない。社会を混沌とさせないために、深い思慮に基づいて解決がされねばならない。

原発論議における、エネルギーのキャッシュフローの視点

原発論議で必要なのはエネルギーのキャッシュフローの視点である。つまり、いかなる時点においても、エネルギーを致命的に不足させないことである。

さて、キャッシュフローに関心があるのは、中間層ではなく、高位層と低位層ではないだろうか。

国民の多数を占める中間層は、原発について考える時、キャッシュフローの視点を特に意識する必要がある。

ブータン国王陛下の国会演説の構成を整理する

ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク ブータン国王陛下 の国会で演説(演説全文、2011/11/17)の構成を整理する。予め、構成を整理するという不敬、および、構成に着眼するという優先順位の不適を、お許しいただきたい。

・機会を得たことに対して感謝する。聴者の存在に言及し、特に相手組織の権威を尊重する。

・自分が自組織の正当な代表者であることを明言する。

・時事。不幸は分かち合う。幸福は共に祝う。自組織と相手組織の共通点を語る(「○○ N周年」は、共通点になる)。

・論理的・分析的な目から、相手組織について褒める。

 間に『ご列席の皆様。私はすべてのブータン人に代わり、心からいまお話をしています。私は専門家でも学者でもなく日本に深い親愛の情を抱くごく普通の人間に過ぎません。』が挟まれた。

・第三者的・客観的な目から、相手組織(のアウトプット)について褒める。

・相手組織の方針に関する支持を表明する。

・自組織の普遍的事項・現在完了 (誇り)を語る。

・自組織の現在進行・将来 (希望)を語りつつ、自組織と相手組織の関係進展の願いを語る。

・自組織に特有なパフォーマンスをし、その意味を語る。

・感謝の言葉。

  参考にしたテキスト:「国民総”幸福”量」を重んじるブータン国王が国会で演説 全文 | ニコニコニュース

米墨戦争

入植から始まる領土の取得と、その領土の確定。

この動画は、ラス・カサス=著, 染田 秀藤=訳「インディアスの破壊についての簡潔な報告」 並みに、外政に関する教訓を含む。

テキサス革命 – Wikipedia

テキサス共和国 – Wikipedia

テキサス併合 – Wikipedia

米墨戦争 – Wikipedia

グアダルーペ・イダルゴ条約 – Wikipedia
2011年10月20日 (木) 08:07‎ の版からの引用:

アメリカ側の批准書では第10条(米国政府は譲渡された地域のメキシコ及びスペイン人に対し、彼らが居住している土地の無償払い下げを約束するもの)の全文が削除され、また9条は書き直されており(譲渡地域内のメキシコ人が米国市民権を得るには議会の承認が必要とすることになった)、これは8条に示された「譲渡地域内のメキシコ人は1年を経過したらアメリカ合衆国市民権を自動的に得ることができる権利」を死文化するものであった。

「家」という独立単位

閑院宮 – Wikipedia (2011年10月31日 (月) 15:19‎ の版)

皇統の断絶を危惧した新井白石が、徳川将軍家に御三家があるように、朝廷にもそれを補完する新たな宮家が必要との建言を将軍徳川家宣に出した。

一方、同様の危機感を抱いていた東山天皇も家宣の舅でもある関白近衛基熙を通じて、実子である秀宮(直仁親王)に新宮家を創設させるための財政的な支援を求めてきた。このため、宝永7年8月11日(1710年9月4日)、直仁親王を初代とする新宮家創設が決定され、8年後に霊元法皇(東山天皇の父、天皇は1709年に崩御)より直仁親王に対して閑院宮の宮号と1000石の所領を下賜された。こうして、寛永2年(1625年)の有栖川宮(高松宮)が創設されて以来の新宮家誕生となった。その屋敷地は、京都御苑の南西部に与えられた。

これを読んで私は、宮家は、宮号(権威)・所領(経済力)・屋敷(実行能力) によって独立単位をなしている、と考えた。