実写版「キューティーハニー」(2004年)を見て、「シン・ゴジラ」等、他の庵野作品との共通点を探す

註: 2004年公開の 庵野 秀明 監督、佐藤 江梨子 主演の「キューティーハニー」です。

2016年公開の A.T.、ヒグチリョウ 監督、西内 まりや 主演の「CUTIE HONEY -TEARS-」とは異なります。


庵野 秀明 監督作品「シン・ゴジラ」(2016)を 2回見てきて、他の庵野監督の特撮実写作品を見ようと思い、「キューティーハニー」(2004) (Wikipedia)を借りてきました。

(なお、私は、庵野監督のアニメーション作品を大方見ています。)

まず、庵野監督作品の時系列での整理です。TVアニメ、長編アニメ、実写映画、OVA に限ります。情報源は、庵野秀明 – Wikipedia(2016年8月27日 17:30 の版)です:

1988年-1989年: トップをねらえ! [OVA]

1990年-1991年: ふしぎの海のナディア [TVアニメ]

1995年-1996年: 新世紀エヴァンゲリオン [TVアニメ]

1997年: 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 [長編アニメ映画]

1997年: 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に [長編アニメ映画]

1998年: ラブ&ポップ [実写映画]

1998年-1999年: 彼氏彼女の事情 [TVアニメ]

2000年: 式日 [実写映画]

2004年: キューティーハニー [実写映画]

2004年: Re:キューティーハニー [OVA]

2007年: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 [長編アニメ映画]

2009年: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 [長編アニメ映画]

2012年: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q [長編アニメ映画]

2016年: シン・ゴジラ [実写映画]

なお、下記のTwitterからの引用では、「ヱヴァンゲリヲン」を、簡易的に「エヴァ」と表記しています。

実写版「キューティーハニー」(2004年)にある、他の庵野作品との共通点は以下のとおりです:


なお、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(2004)です。

キングギドラの鳴き声

秘書というよりも、執事ですね。

リオオリンピック開会式を見る

2016年 8月 6日:

リオオリンピック開会式を見る – Togetterまとめ

ブルンジ – Wikipedia

アルベルト・サントス=デュモン – Wikipedia

震災5年

東北の震災から、5年が経ちました。

私は兵庫県に住んでいるため、震災の直接的な影響は受けませんでした。節電の影響で、夏に会社の居室の冷房設定温度が高くなり、西日があたる夕方以降、暑かったことが一番の直接影響かも知れません。

なお、当日、揺れは感じました。

● 2011年3月11日、帰宅した私は、NHK を見ながら、Twitterを通じて、英語で地震情報をつぶやきました。

東北・千葉で発生する、大火。そして、仙台市の海岸に津波の被害者が、大勢打ち上げられます。

TAKAGI-1 みくすと 2011/03/11
@takagi1netログ 2011/03/11

● 日付変わって 2011年3月12日、寝たのは午前5時頃です。その前、4時頃に、長野県栄村に大きな被害がでた長野県北部地震 (2011年)が発生。また、緊急地震速報が不安定になり、NHK では頻繁に緊急地震速報が発令されました。

首都圏での電力不足問題が明らかになり、初のリアル・ヤシマ作戦が実施されました(関西の私も参加しましたが、意味があったのかどうか)。(節電徹底へ「ヤシマ作戦」賛同者がTwitterで広がる – ITmedia ニュース)

そして、福島第一原子力発電所に関する報道が増えてきます。そして、水素爆発を迎えます。

その後は、原子炉での実習経験から、パニックが起きないよう、原子力に関する知識提供を行いました。

TAKAGI-1 みくすと 2011/03/12
@takagi1netログ 2011/03/12

TAKAGI-1 みくすと 2011/03/13
@takagi1netログ 2011/03/13

TAKAGI-1 みくすと 2011/03/14
@takagi1netログ 2011/03/14

TAKAGI-1 みくすと 2011/03/15

TAKAGI-1 みくすと 2011/03/16

TAKAGI-1 みくすと 2011/03/17
メールマガジン「Antenna!≪アンテナ≫ 興味深いwebニュース」2011年 3月17日号 を発行

TAKAGI-1 みくすと 2011/03/18

天皇陛下の「お気持ち」を拝聴・拝読して考えたこと

8月8日 午後3時に発表された、  天皇陛下の「お気持ち」を拝聴・拝読して考えたこと:

  (賀歌の意味合いを込めて)
  君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで

特設 天皇陛下 お気持ち表明|NHK NEWS WEB

(1) 日本国憲法下における天皇の二重性

お言葉で気づかされたのが、日本国憲法下における天皇の二重性です。

私は、日本国憲法 第一条を「天皇は、日本国及び日本国民統合の象徴であつて」と誤って憶えているほど、ひとつの概念であると考えていました。

正しくは「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて」です。

お言葉で気づかされたのが、「日本国の象徴」と「日本国民統合の象徴」は、それぞれ別の概念であるということです。

お言葉には、以下とあります:

私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。

「日本国の象徴」としての『国民の安寧と幸せを祈ること』(:祭祀)と国事行為は、皇居等の定置で行われますが、「日本国民統合の象徴」として『人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うこと』は、人々のいる皇居以外の場所に移動して行われます。

両者の両立は、難しいのです。

ここで思い出したのが、明治憲法下での天皇の二重性です。

昭和史で有名な 半藤 一利 氏は、以下のように語っています。

実は私は、昭和天皇には三つの顔がある、と考えているんです。ひとつは「立憲君主」としての天皇、もうひとつは陸海軍を統帥する「大元帥」。そして両者の上位にさらに、皇祖皇宗に連なる大祭司であり神の裔である「大天皇」がおわす、というのが私の仮説です。

(半藤 一利, 保阪 正康, 御厨 貴, 磯田 道史 : 「昭和天皇実録」の謎を解く (文春新書, 2015) pp.100-101.)

明治憲法下では、天皇は、立憲君主と大元帥の二重性をもっていました。

天皇の二重性は、天皇を多忙にし、権威と権力を分離する効果をもった構造であったと、私は管見します。

(2) 権威の機能と、その確保

お言葉には、以下とあります:

天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。

権力が機能をもつことば考えれば、権威もまた機能をもちます。

国際化社会において、国の権威の機能が不安定になりうることは損失でしょう。権威の機能の確保は、重要な課題です。

初出:
Facebook 2016/ 8/11