工学の発展

Jr.,John D. Anderson=著, 織田 剛=訳 : 空気力学の歴史 (京都大学学術出版会, 2009) p.383.

当時[:1920年代]のアメリカでは、工学部を学士で卒業した学生の多くは微積分法の基本をほとんど理解していなかった。ところがプラントルとジューコフスキーが構築した理論空気力学を理解するためには、複素変数と微分方程式を理解することが必要だった。

工学の誕生 (イギリス)

イギリスにおける 工学の誕生

Jr.,John D. Anderson=著, 織田 剛=訳 : 空気力学の歴史 (京都大学学術出版会, 2009) p.74.

ジョン・スミートン (1724~92年)である。彼は土木技師を職業にしていた。工学が尊敬に値する挑戦としてイギリス社会に受け入れられるようになったのは彼の功績であった。

人の網

Jr.,John D. Anderson=著, 織田 剛=訳 : 空気力学の歴史 (京都大学学術出版会, 2009)では、同時代の人の間のつながりについて言及されている。一例をあげると:

・ニュートンの「プリンキア」は、ハレー(ハレー彗星発見者)の資金援助の元に出版された (p.48)。

・ベルヌーイは、オイラーの数学家庭教師であった (p.61)。

・ナビエは、フーリエの弟子であり且つ友人であった (p.115)。

・J・J・トムソンは、レイノルズの授業を受けていた (p.140)。

・ラングレーの親友がアレキサンダー・グラハム・ベル(彼はまた1907年に航空実験協会を組織する)であった (p.240)。

・プラントルの弟子
 - H・ブラジウス (p.333)
 - テオドール・マイヤー (p.335)
 - ヤコブ・アッケーレート (p.338)
 - アドルフ・ブーゼマン (p.338, p.547)
 - セオドア・フォン・カルマン (p.338, p.542)

killではdeathをリカバーできない

一試合あたりのkill数は 勝率と相関がない

一試合あたりの k/d は 勝率と相関がない

一試合あたりのdeath数は 勝率と有意に負の相関がある

トーク 2019年12月31日「松下村塾――吉田松陰と山尾庸三と工学の誕生」

水素チャンネルニュース 増刊トーク。

2019年12月31日 の増刊トーク。

水素チャンネルニュース 第52回 2019年12月31日号の記事ナンバー8、12月28日のAFP通信。「中国の「石炭の都」。、水素エネ社会構築へ注力。山西省大同市」といえば、石炭つながりで、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業。松下村塾――吉田松陰と山尾庸三と工学の誕生です。ですが、監修の高木さんにお聞きしましょう。高木さん、どうですか?

* * *

【※以下は、話すうえでのメモです。実際に話した内容とは異なる部分があります】

さて、「松下村塾――吉田松陰と山尾庸三と工学の誕生」ということですが、2015年に世界文化遺産に『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業』が登録されました。

韮山反射炉や、八幡製鉄所などと合わせて、萩の松下村塾も登録されました。

松下村塾が異色に見えますが、理由は、塾頭の 吉田 松陰 が、「工学教育論」を唱えていたことです。「工学教育論」とは、工学の教育施設を設立し、在来の技術者を総動員して自力で我が国の産業近代化の実現しようという考えです。

門下の伊藤 博文 は、その後、イギリスを代表する工業都市・グラスゴーに留学し、初代 工部卿になりました。

伊藤 博文 は、ともにグラスゴーに留学した山尾 庸三 とともに、1871年に、東京大学工学部の前身のひとつである工学寮を設立します。山尾 庸三 は、松下村塾出身ではありませんが、留学前から二人は見知った仲であったと言われています。二人で、塙検校こと塙 保己一 の息子である、国学者・塙 忠宝(ただとみ) を、暗殺したと言われます。

工学寮が学生を得た1873年、初代都検(教頭、実質的な校長)として、グラスゴーから、ヘンリー・ダイアー (Henry Dyer)が赴任します。ヘンリー・ダイアーは、熱力学で有名なウィリアム・ランキンの弟子です。山尾と同時期にグラスゴーの同じ学校に所属し、山尾を見かけたこともありました。なお、1873年において、工部省のトップである工部卿は、伊藤 博文 。工部省の次官である工部大輔(だいすけ)は、山尾 庸三 です。

これが我が国における工学の誕生で、西洋ではまだ学問の一つと見なされていなかったエンジニアリングに、学問としての地位を与えたものでした。

これを基盤にした戦前技術界に、先の大戦における敗戦を経て技術力の不足を盛り返そうとした結果が、昭和の終わり頃の我が国の技術界であったと思います。

* * *

はい、ありがとうございました。

お相手は、新浜メチスと、マスターの高木でした。

皆様、よいお年をお迎えください。またね!

関連:
工学の誕生

松下村塾――吉田松陰と山尾庸三と工学の誕生

二乗和の平方根。次元の統合

√(A^2+B^2+C^2) :各次元の量を2乗して足してルートする(平方根をとる)

という考え方は、√(A^2+B^2+C^2) の単位が何なのかを考えると面白い。

3次元(縦・横・高さ)ならば、縦A [単位 m]・横B [m]・高さC [m]であるから、√(A^2+B^2+C^2) の単位は [m] だ。

では、4次元(縦・横・高さ・時間)ならばどうなるのか。

縦A [単位 m]・横B [m]・高さC [m]・時間D [秒]である。このとき、√(A^2+B^2+C^2+D^2) の単位は、何になるのだろうか。これは、長さと時間の次元の統合である。

4次元の知性は、〈長さ [m]〉と〈時間 [秒]〉を、〈統合した単位 [何か]〉で認識しているのではないだろうか。

このとき、長さと時間をつなぐ係数は何か。真空中の光速 c=30万 [km/s] なのだろうか。

補足:
何かと何かをつなぐ概念は、重要である。( ピラミッド型構造とネットワーク型構造 3. 知そのものにおけるピラミッド型構造とネットワーク型構造 の脚注*5 )

初出:
Facebook 2015/ 8/ 8

関連:
ボルツマン

クチクラ(キューティクル)

クチクラ – Wikipedia [2018年4月19日 (木) 09:08 の版]

クチクラ(ラテン語:Cuticula)は、表皮を構成する細胞がその外側に分泌することで生じる、丈夫な膜である。さまざまな生物において、体表を保護する役割を果たしている。人間を含む哺乳類の毛の表面にも存在する。英語でキューティクル、日本語で角皮ともいう。

・節足動物の外骨格(クチクラ)を形成する物質: キチン

・哺乳類の毛の表面(クチクラ)を形成する物質: ケラチン

・植物の表皮の外側を覆う膜(クチクラ)を形成する物質: 「クチン[cutin](不飽和脂肪酸の重合体)とワックス(蝋:ろう)[wax](非水溶性の脂肪酸エステル)」(1-4. 表皮)

SUISOちゃん

食糧の輸送や保存技術は、神の所業

技術や技能は、かつては神の所業とされたものなのだ。