戦後79年

20年以上前の 2003年に、私は、リングをつける指のもつ意味、そして町工場存続論という文章を書いた。終戦直後に起業された町工場が、戦後60年になり、後継者がおらず廃業するという内容である。

最近、戦前に兵器製造のために導入された設備が、戦後75年を過ぎ(設備導入から80年程度が過ぎ)、設備がいよいよ廃却され(た|つつある)という話を利いた。

そういえば、戦艦大和の主砲身を削りだした きしろ の大型旋盤「15299機」(呉海軍工廠→神戸製鋼高砂工場→きしろ播磨工場)が、大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)へ寄贈されたのは、2022年度だった(なお、神戸製鋼では、1991年に、最新機の導入によって遊休設備化)。

巨大旋盤15299機|きしろ商事株式会社|機械加工・射出成型のナビゲーター 金属&樹脂加工Navi byきしろグループ

1938年、ドイツ・ドルトムント市のワグナー社から輸入された巨大旋盤「15299機」。呉海軍工廠・砲煩部 砲身工場に設置され、戦艦大和が誇る世界最大級の主砲身( 口径46センチ、長さ20.7メートル、重さ166トン)を削り出しました。

水素チャンネルニュース 第216回 2024年6月29日号


水素チャンネルニュース
第216回 2024年6月29日号

この番組は、水素エネルギーに関するニュースをお伝えするラジオ番組です。

お聞きいただきまして、ありがとうございます。アナウンサーの新浜メチスです。

今回は、およそ2024年6月15日から6月29日までのニュース、記事46本です。では、スタートです。

次の2本の記事は、同じニュースです。
【1】6月25日のMONOist。「CO2を原料とするSAF合成技術の開発に向け小型の製造試験装置を設置」IHIは2024年6月24日、…発表した。( https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2406/25/news043.html )

【2】6月28日の環境ビジネス。「IHI、水素・CO2原料のSAF合成開発に向け前進 シンガポールで検証へ」( https://www.kankyo-business.jp/news/f592bcac-2184-4254-ac60-8b8bb969c66a )

次のニュースです。

【3】6月27日の環境ビジネス。「三井物産、UAEでクリーンアンモニア製造プラントの建設開始」、引用、6月25日、アラブ首長国連邦(UAE)でアンモニア製造プラントの建設を開始したと発表した。( https://www.kankyo-business.jp/news/770e62df-e2ff-44bc-abd8-84bf9a76fd1a )

【4】6月28日の環境ビジネス。「環境省、既存インフラ活用した水素供給網の低コスト化へ FS事業で2次公募」、引用、環境省は6月21日…2次公募を開始…事業名は、2024年度「既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築・FS事業」( https://www.kankyo-business.jp/news/e57c17f1-a1a5-4864-9369-338263e36d61 )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【5】6月28日の三菱重工。「三菱造船、アンモニア分解水素の船舶利用に関するフィージビリティ・スタディを完了 アンモニア発電ソリューション技術を有する米国アモジー社と共同実施」( https://www.mhi.com/jp/news/240628.html )

【6】6月28日のマイナビニュース。「三菱造船、アンモニア分解水素の船舶利用に向けた実現可能性調査を完了」( https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240628-2975480/ )

次の4本の記事は、同じニュースです。
【7】6月27日のNHKニュース。「東邦ガス 水素製造を開始 次世代エネルギーとして期待」、引用、27日から水素の製造を開始しました。27日は知多市にある東邦ガスの「知多緑浜工場」で水素の製造開始を記念する式典が開かれました。( https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20240627/3000036232.html )

【8】6月27日のTBS。「天然ガスを原料に1日1.7トンの水素を製造可能 カーボンニュートラル実現に向けて製造プラントが完成」( https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1258494 )

【9】6月27日の日本経済新聞。「東邦ガス、水素プラントを稼働 大陽日酸などに供給」、引用、自社が運営する水素ステーションのほか、…大陽日酸などに供給する。…水素は愛知製鋼などが計画している工業炉での燃焼実験にも使われる見通し。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD278130X20C24A6000000/ )

【10】6月28日の電気新聞。「東邦ガス、水素製造装置が運開/増強やCO2回収も視野に」、引用、天然ガスを原料に1日当たり1.7トンの水素を製造可能。( https://www.denkishimbun.com/archives/371601 )

次のニュースです。

【11】6月27日の日本経済新聞。「住友電工がグリーン水素向け電極材 消費電力を1割低減」、引用、表面に多くの微細な穴が開いた構造にして、電極が水と接する面積を8倍程度に広げた。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF27AY20X20C24A2000000/ )

【12】6月28日のデンソー。「デンソー、「愛知県知多市における低炭素水素モデルタウンの事業化可能性調査」に協力」( https://www.denso.com/jp/ja/news/newsroom/2024/20240628-02/ )

【13】6月28日の新潟日報モア。「新潟柏崎市に水素ステーション建設へ 自動車部品製造のリケン(東京)2025年度着工目指し用地取得、水素エンジン普及に向けインフラ整備」、引用、自動車エンジン部品メーカー大手のリケン( https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/430612 )

【14】6月17日の北海道電力。「北海道千歳エリアにおけるグリーン水素供給に向けた共同検討について」、引用、三菱商事…、高砂熱学工業…、北海道電力…およびエア・ウォーター北海道…の4社は、…共同検討(…)に関する協定を締結しました( https://www.hepco.co.jp/info/2024/1252550_2023.html )

【15】6月28日の日経ビジネス。「岩谷産業間島社長「水素社会、勝負はこれから」 コスモとの連携強化も」( https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00119/00261/ )

【16】6月26日の日本経済新聞。「再生エネ、捨てずに水素製造 蓄電池ファンドも活況」、引用、東京電力ホールディングス(HD)は貯蔵ができる水素にかえる装置の開発に乗り出した。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC05CBU0V00C24A6000000/ )

【17】6月28日の食品新聞 WEB版。「UCCが先駆けて取り組む水素焙煎コーヒーの可能性とは?」( https://shokuhin.net/101254/2024/06/28/sonota/sdgs/ )

【18】6月26日の福島県 南相馬市。「ゼロカーボン水素エネルギーイベントを開催しました」、引用、6月9日(…)に開催された「第12回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」の会場内で、電源をすべて燃料電池車(…)から…供給し…イベント運営を行いました。( https://www.city.minamisoma.lg.jp/portal/sections/13/1360/13602/suiso/25969.html )

【19】6月25日の神戸市。「水素エネルギーの社会実装に向けた事業連携協定の締結」、引用、神戸市(…)、株式会社ノーリツ(…)、神戸市公立大学法人(…)は、…産官学の3者による事業連携協定(…)を2024年6月25日に締結しました。( https://www.city.kobe.lg.jp/a73498/958862957119.html )

【20】6月21日のasahi.com。「牛ふんから水素製造、チョウザメ飼育や公用車に活用 各地で試行錯誤」( https://www.asahi.com/articles/ASS6F269VS6FPLBJ00CM.html )

【21】6月19日の日本経済新聞。「ニュージーランド企業、トヨタに水素貯蔵システム供給」、引用、NZ)のラクソン首相は19日、同国の水素技術企業ファブラムがトヨタ自動車に液体水素貯蔵システムを供給することで両社が合意したと発表した。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM19DU10Z10C24A6000000/ )

【22】6月28日の日経 xTECH。「トヨタ液体水素エンジン車の新技術は“4+α”、異常燃焼「手の内化した」と」( https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02340/061900012/ )

【23】6月22日の徳島新聞。「県庁の水素ステーション撤去へ 16年に四国初設置」( https://www.topics.or.jp/articles/-/1089672 )

【24】6月20日のニュースイッチ by 日刊工業新聞社。「トヨタ紡織が市場投入へ…水素燃料型アシスト自転車の実力値」( https://newswitch.jp/p/41959 )

【25】6月20日の日刊工業新聞。「純水製造装置 名古屋城グリーン水素ステーションに採用」新日本電工株式会社 >当社の純水製造装置(MRパック(R))が、「名古屋城グリーン水素ステーション」の水素充填装置(PDC Machines社製)に採用( https://www.nikkan.co.jp/releases/view/175786 )

【26】6月20日のさきがけonTheWeb。「水素ガス活用へプロジェクトチーム発足 能代市、JAXAなど連携」、引用、秋田県能代市と宇宙航空研究開発機構(JAXA)、秋田大、早稲田大の4者は19日、…「水素ラボ構想」プロジェクトチーム(…)の発足を発表した( https://www.sakigake.jp/news/article/20240620AK0017/ )

【27】6月21日のカナロコ 神奈川新聞。「水素製造工程で二酸化炭素を分離、回収 三菱化工機が装置の実証実験」、引用、三菱化工機(…)は、…実証実験に乗り出す。( https://www.kanaloco.jp/news/economy/article-1087537.html )

【28】6月21日の日本経済新聞。「沖縄・宮古島で水素を地産地消 三菱HCキャピタルが実証」、引用、三菱HCキャピタルは21日、沖縄県宮古島市で水素を地産地消する実証を2026年度に始めると発表した。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC203VQ0Q4A620C2000000/ )

【29】6月29日のTBS。「選手村跡地で全国初「水素で発電するまち」を実用化 <シリーズSDGsの実践者たち>」( https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1217730 )

【30】6月27日のニュースイッチ by 日刊工業新聞社。「旭化成・東レ…次世代エネルギーの有望株「水素」、化学メーカーの研究開発活発」( https://newswitch.jp/p/42045 )

【31】6月19日のasahi.com。「FCV低迷のトヨタ、信じる水素社会のミライは 走れFCトラック」( https://www.asahi.com/articles/ASS6F4GBWS6FULFA02KM.html )

【32】6月20日のResponse.jp。「「川崎重工の水素サプライチェーン構築とCO2分離回収技術」池田直渡の着眼大局セミナー第3回【プレミアムセミナーレポート】」、引用、2024年5月21日、イードはオンラインで「池田直渡の着眼大局セミナー」を開催( https://response.jp/article/2024/06/20/383084.html )

【33】6月24日の東京都。「パイプライン等を用いた水素利活用の実現可能性調査等を行う事業者を募集します」( https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/06/24/16.html )

【34】6月27日の東京都。「都内で燃料電池フォークリフトをトライアル利用する事業者が決定しました!(燃料電池フォークリフトマッチング導入支援事業)」( https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/06/27/12.html )

【35】6月27日の東京大学。「東京大学メタバース工学部ジュニア講座「グリーン水素をもっと知ろう!」」、引用、開催日(開催期間)2024年8月9日 17時 ? 2024年8月10日 18時30分( https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0104_01495.html )

【36】6月18日の電気新聞。「水素・アンモニア供給網構築、全国各地計画続々と」( https://www.denkishimbun.com/sp/371206 )

【37】6月27日のYOMIURI ONLINE。「水素・アンモニア利用拡大へ、大手商社が拠点整備を本格化…「輸入頼み」経済安保上の課題残る」( https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240627-OYT1T50012/ )

【38】6月23日のasahi.com。「「単に普及させるだけでは」水素で脱炭素を実現するための課題とは?」( https://www.asahi.com/articles/ASS6D31X0S6DULBH00PM.html )

【39】6月21日のMONOist。「水素エネルギー活用機器およびシステム市場に関する調査結果を発表」、引用、矢野経済研究所は…6月10日…調査結果を発表した。…市場規模は、2025年度に1123億円に達する予測…2030年度には6633億円に到達するとしている( https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2406/21/news085.html )

【40】6月22日のアゴラ。「水素先進国が直面する種々の現実的困難と対応 vs. 日本の脳天気」( https://agora-web.jp/archives/240621061141.html )

【41】6月24日の日本経済新聞。「エネ基本計画、原発を水素の供給源に 橘川武郎氏 国際大学学長」( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD292P40Z20C24A5000000/ )

【42】6月18日のasahi.com。「水素社会へ向く欧州 記者も電車に乗車 乗り心地は? 「給油」は?」( https://www.asahi.com/articles/ASS6F25ZKS6FPLBJ002M.html )

【43】6月20日のCNET Japan。「液化水素ステーション 韓国で20か所以上納入へ」日機装の連結子会社グループのCE&IGグループ( https://japan.cnet.com/release/30988294/ )

【44】6月21日のForbes JAPAN。「海水から水素を生成、「コストの半減」目指す米新興のEquatic」( https://forbesjapan.com/articles/detail/71853 )

【45】6月21日のfabcross for エンジニア。「米SwRI、最大トルク2025Nmの大型水素自動車を開発」、引用、米Southwest Research Institute(SwRI)が2024年5月21日、同研究所が主導するH2-ICE(水素内燃機関)コンソーシアムで開発した、水素燃料の大型デモ車両を発表した。( https://engineer.fabcross.jp/archeive/240621_h2-ice.html )

【46】6月21日の日経 xTECH。「VW、オマーン企業からグリーン水素を使った低炭素鋼を調達」、引用、ドイツVolkswagen(…)は、オマーンのVulcan Green Steel(…)と低炭素鋼の調達について覚書を交わしたと発表した。…年間最大30万トンになる模様( https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/01036/ )

ニュースは、以上です。

今回お届けしました記事へのリンクは、動画の説明欄をご覧ください。

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次回は、7月7日 日曜日の予定です。また、お会いしましょう。
お相手は、新浜メチスでした。
バイバイ。

ヒロコージェット

日本銀行広島支店: ご存知ですか? 広島県の「一般機械」 (2020年1月8日) p.15.

ヒロコージェットテクノロジー

呉海軍工廠の協力工場であった守安ドリルを母体に、1956年に広島工具製作所として発足。石川島播磨重工業向けの船舶部品などの製造も行っていたが、1981年に同社が航空機分野に本格的に進出したことをきっかけに、航空機分野が中核事業となっていった。

水素チャンネルニュース 第215回 2024年6月16日号

水素チャンネルニュース
第215回 2024年6月16日号

この番組は、水素エネルギーに関するニュースをお伝えするラジオ番組です。

お聞きいただきまして、ありがとうございます。アナウンサーの新浜メチスです。

今回は、およそ2024年6月8日から6月16日までのニュース、記事18本です。では、スタートです。

【1】6月11日の日本経済新聞。「「水素チェーン」整備始動 岩谷産業は関電と液化供給網」( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF271KA0X20C24A5000000/ )

【2】6月14日の環境ビジネス。「三井物産ら3社、大阪臨海エリアでアンモニア供給拠点整備 事前調査開始」、引用、三井物産(…)は6月11日、三井化学(…)、IHI(…)とともに、大阪堺・泉北地域において、…拠点整備の事業性調査(FS)を行うと発表( https://www.kankyo-business.jp/news/bc66f8ae-59f0-40e0-b425-2c32796e83fb )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【3】6月14日の日本経済新聞。「コーセー、山梨新工場でグリーン水素活用 脱炭素へ」、引用、クリームなどの生産時には温度を高めて乳化する必要があり…ボイラーが必要だ。…県からグリーン水素を調達…。ボイラーの熱源に水素を使う( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC142HP0U4A610C2000000/ )

【4】6月14日の時事ドットコム。「新工場のエネルギーに水素=山梨県と合意書―コーセー」、引用、コーセーは14日、山梨県南アルプス市に建設する新工場で再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」を活用すると発表した。( https://www.jiji.com/jc/article?k=2024061400918&g=eco )

次のニュースです。

【5】6月11日の清水建設。「省スペース型の水素エネルギー利用システム「Hydro Q-BiC Lite」を製品化 ~水素製造装置、水素貯蔵装置、燃料電池を40フィートコンテナに収納~」、引用、水素…製造能力5Nm3/h,水素貯蔵装置が貯蔵量300Nm3,燃料電池が出力8kW( https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2024/2024016.html )

【6】6月14日の日本経済新聞。「東邦チタニウム、水素装置向け材料を生産 26年から」、引用、東邦チタニウムは14日、水を電気分解して水素を作る水電解装置向けのチタン材料の生産に参入すると発表した。…「チタン多孔質体薄板」を生産する。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC148I90U4A610C2000000/ )

【7】6月14日のみんなの株式。「ブラザー、水素関連における連携協定を長崎県と締結」( https://minkabu.jp/news/3943488 )

【8】6月14日の日本経済新聞。「水素の陸送,企業連合が規制緩和提案 コスト4分の1に」、引用、水素バリューチェーン推進協議会(…)が…政府に提案…。トレーラーで運ぶ際の圧力制限やタンクの使用年限を欧州並みにすると,コストは現状に比べ4分の1に( https://www.nikkei.com/prime/gx/article/DGXZQOUC14DMD0U3A211C2000000 )

【9】6月12日の環境ビジネス。「米スタンフォード大学生を対象に、脱炭素化の教育プログラム 商船三井が企画」、引用、商船三井(…)は6月10日、…スタンフォード大学の学生向けにサステナビリティ教育プログラムを実施したことを明らかにした。( https://www.kankyo-business.jp/news/aadadd2d-b715-48ad-8b78-057a3791ddce )

【10】6月14日の千葉日報。「水素で動くアシスト自転車 トヨタ紡織、30年までの普及へ」、引用、トヨタ紡織は14日、二酸化炭素(CO2)を排出しない水素を燃料にするアシスト自転車の説明会を開いた。( https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20240614/1237597 )

【11】6月12日の日本経済新聞。「川崎重工とダイムラー、欧州で水素ステーション構築へ」、引用、川崎重工業と独ダイムラートラックホールディングは12日、欧州で燃料電池車(FCV)向けの水素ステーションの構築に向け協力すると発表した。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1270M0S4A610C2000000/ )

【12】6月15日のMotorFanTECH。「水素エンジンの技術革新:超リーン燃焼の未来」( https://motor-fan.jp/tech/article/40478/ )

【13】6月13日のITmedia スマートジャパン。「低炭素水素の普及を促す新施策、「価格差に着目した支援」の詳細設計:第14回「水素・アンモニア政策小委員会」等合同会議」( https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2406/13/news070.html )

【14】6月10日のジェトロ 日本貿易振興機構。「日系企業、NSW州ポートケンブラ水素ハブや物流施設を視察(オーストラリア)」、引用、シドニー日本商工会議所資源・エネルギー部会(以下、JCCIシドニー)は5月29日、…水素ハブに関する現地視察を行った。( https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/06/44ce133bb799878c.html )

【15】6月11日の大林組。「ニュージーランド初となるグリーン水素高速充填施設の営業を開始」、引用、本年6月10日に、同国最大都市オークランドの近郊、ウィリにおいてグリーン水素の高速充填(てん)施設の営業を開始しました。( https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20240611_1.html )

【16】6月14日のDRONE。「オーストラリア政府、水素燃料eVTOL機やドローンなどの開発プロジェクトに計1,350万ドルを支援」、引用、12のプロジェクトが、オーストラリアの航空産業を支える新たな航空機技術を開発・導入するため( https://www.drone.jp/news/2024061416554690774.html )

【17】6月14日の聯合ニュース。「韓日が「水素協力対話」 ソウルで初会合」、引用、韓国産業通商資源部は14日、同日にソウル市内で両国の11の水素関連機関とともに「第1回韓日水素協力対話」を開催したと発表した。( https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240614001500882 )

【18】6月15日のAUTOSPORT web。「サリーン、水素エンジン車でのル・マン復帰を計画中。数年以内にロードカーを生産へ」( https://www.as-web.jp/sports-car/1091311 )

ニュースは、以上です。

今回お届けしました記事へのリンクは、動画の説明欄をご覧ください。

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次回は、6月23日 日曜日の予定です。また、お会いしましょう。
お相手は、新浜メチスでした。
バイバイ。

発明の起点は適用先

設計解は、適用先によって異なる。

まさにノーフリーランチ定理である。

ノーフリーランチ定理 – Wikipedia [2024年4月5日 (金) 23:45の版]

……コスト関数の極値を探索するあらゆるアルゴリズムは、全ての可能なコスト関数に適用した結果を平均すると同じ性能となる
 ― Wolpert and Macready、1995年

この定理は「あらゆる問題で性能の良い汎用最適化戦略は理論上不可能であり、ある戦略が他の戦略より性能がよいのは、現に解こうとしている特定の問題に対して特殊化(専門化)されている場合のみである」ということを立証している(Ho and Pepyne、2002年)。

工学者や最適化の専門家にとって、この定理は、問題領域の知識を可能な限り使用して最適化すべきだということを示しており、領域を限定して特殊な最適化ルーチンを作成すべきであることを示している。

発明(その言語表現としての特許)のひとつの主な形態は、適用先の短所を補う方法である。

したがって、新規の適用先には、発明の起点がいっぱいある。その実現のために何らかの工夫をしたなら、それは発明であり、特許をわんさか書ける。

適用先の短所を補う方法のひとつの主な形態は、新たなパラメーターを導入することである。

この時の特許は、

  [このような特徴・性質【=パラメータの量(種類)と値】により機能を実現した/問題を解決した]、[ある機能をもった/ある問題を解決した] [製品【=適用先】]

である。

開発の過程

(1) 目的を決める。

(2) 目的を実現するために必要な目標を決める。

(3) 目標の達成に寄与する性質をもつ関係を見つける・目星をつける。

  目標「量Aを、既存より大きな値a以上にする」
  関係「量Aを変化させるには、変数α_1, α_2,…を変化させる」

  例「P能力を、p以上にする ※」
   「P能力を向上させるには、材料を強く、寸法1, 寸法2, …を大きくする」

  例「Q能力を、q以上にする ※」
   「Q能力を向上させるには、触媒・フィルター材料・…に、よい性質をもつ物質Θを使う」
   → さらに進んで「物質Θの粒径をθ_1 μmにする。製造過程で温度θ_2 ℃を θ_3 分間保つ」

  例「Rの正答率を、r以上にする」
   「Rの正答率を向上させるには、入力する量に Ρ_1,Ρ_2,…を選び(Ρ_n, Ρ_n+1 も関係しそう)(ギリシア文字「ロー」)、評価関数のパラメータの値(係数等) ρ_1,ρ_2,… を適切な値にする」

  ※ たいていは、「重量はm以下で」等のトレードオフになる制約も同時に存在する。

(4) 関係に関係する変数を変化させて、目標を達成する解にたどり着く。

  例 手計算・コンピュータシミュレーション(FEM等)を使った設計解(材料、寸法(形状含む)等)の仮決定。
    → 適用先を模擬した装置(試作部品・試作機・適用環境を再現する試験装置 ※※)を製作し、[材料、寸法(形状含む)等を変化させて] 能力等 ※※※ を測定し、適切な設計解を選び出す。

  ※※ 試作機は、試作部品にとって、適用環境を再現する試験装置になる(「動く実験室」)。試験装置がなく、実環境で試験する場合もある。

  ※※※ 試作機を製作した場合には、組立性・整備性も重要な測定項目である (吊りボルト[アイボルト]用のねじ穴、抜き作業用ねじ穴、重量部品の分割、組立・分解時の部品・工具・作業者の手/腕/体の移動ルートの干渉、取っ手、手すり等が関わる)。

  例 推定計算と正答判定をさせるプログラムを作成し、入力する値の種類(Ρ)、パラメータの値(ρ)を様々に変化させて(実際には、入力する値の種類毎に総合評価への寄与率もパラメータにすることが常道か)正答率を計算し、遺伝的アルゴリズム等を使って、適切な入力する値の種類(Ρ)、パラメータの値(ρ)を選び出す。

売上か純利益か

業務の突発対応が起こり(負荷変動が大きく、予測困難)、その対応可否が事業の継続性に大きな影響を及ぼす場合、対応能力者を多く抱える必要があり、売上が経営の指標になる(純利益ではなく)。

組織は「貯才の地」として※、対応能力者を(遊ばせずに)養う必要がある。

  ※翰林院からの発想。「貯才の地ともいわれ、有為な人材を確保し、勉強や実務の見習をさせ、必要があるときに中央官庁や地方の要職に任命する。」(翰林院 – Wikipedia [2024年5月15日 (水) 19:22 の版])。

例が、巨大企業としての軍であろう。

「兵を養うこと千日、用いるは一朝にあり ――『水滸伝』」は、この意味においても当てはまる。

逆に、業務負荷に変化が起こらない場合、純利益が経営の指標になる。

「管理」とは

(1)

(2) 全ての必要な要素の存在・状態について説明可能(「理の幹」)、かつ説明で到達可能(「幹」)な状態にし、これを維持すること。

水素チャンネルニュース 第214回 2024年6月8日号


水素チャンネルニュース
第214回 2024年6月8日号

この番組は、水素エネルギーに関するニュースをお伝えするラジオ番組です。

お聞きいただきまして、ありがとうございます。アナウンサーの新浜メチスです。

今回は、およそ2024年6月1日から6月8日までのニュース、記事27本です。では、スタートです。

次の3本の記事は、同じニュースです。
【1】6月3日のNHKニュース。「日本とEU 水素の導入拡大へ 設備の標準化など工程表作成で合意」、引用、日本とEU=ヨーロッパ連合のエネルギー担当の閣僚などが参加した会合が都内で開かれ…仕様の標準化などで工程表を作成することで合意しました( https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240603/k10014469831000.html )

【2】6月5日のNEDO。「NEDO斎藤理事長が日EU水素ビジネスフォーラムへ参加、クリーン水素共同実施機構(CHJU)と水素分野の協力にかかる覚書を締結」、引用、理事長は、6月3日に経済産業省が主催した「日EU水素ビジネスフォーラム」に参加( https://www.nedo.go.jp/ugoki/ZZ_101299.html )

【3】6月6日の日経BP メガソーラービジネス。「日EUが水素・再エネで会合、透明性などで共通ルール、中国依存を回避へ」、引用、経済産業省は6月3日、都内ホテルで日EUエネルギー閣僚会議と日EU水素ビジネスフォーラムを開催した。( https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/04241/?ST=msb )

次のニュースです。

【4】6月3日の首相官邸。「日EU企業の水素連携に関する意見交換会」、引用、令和6年6月3日、岸田総理は、総理大臣官邸で日EU(欧州連合)企業の水素連携に関する意見交換会を行いました。( https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202406/03ikenkoukan.html )

【5】6月4日の日本経済新聞。「水素の供給網整備へ1500億円の民間基金 IPEF枠も」、引用、川崎重工業など400超の民間企業や団体で構成する日本連合は、2024年度上期にも水素ファンド(基金)を設立する。10億ドル(およそ1500億円)の規模を見込む。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0305W0T00C24A6000000/ )

【6】6月6日の日本経済新聞。「経済安保を脱炭素に拡大 水素・原発で協力、IPEF協定署名」、引用、日米インドなどが加わる新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の閣僚会合が6日開かれた。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA059NT0V00C24A6000000/ )

【7】6月6日のITmedia エグゼクティブ。「高効率で合成メタン生成、国内初の「SOEC」装置 大阪ガスが完成、試験開始」、引用、大阪ガスは5日、…高効率の革新技術「SOECメタネーション」の試験装置を…完成させ、試験を開始したと発表した。( https://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/2406/06/news091.html )

【8】6月6日の琉球新報。「りゅうせき 水素ステーション導入 県内初、来年3月稼働 移動可能、燃料電池車普及へ」、引用、25年3月の運用開始を目指し、水素圧縮機などを搭載した「ハイドロシャトル車」(移動式水素ステーション)を導入した( https://ryukyushimpo.jp/news/economics/entry-3172231.html )

【9】6月2日の東京新聞。「海洋プラごみをリサイクル 川崎市とレゾナックが実証実験 分けずに分解→水素と二酸化炭素に転換」、引用、リサイクルの過程は初回の5月30日、レゾナック川崎事業所(川崎区)で報道各社に公開された。( https://www.tokyo-np.co.jp/article/331035 )

【10】6月7日のニュースイッチ by 日刊工業新聞社。「都市ガス並み出力…JFEエンジニアリング、水素混焼コージェネ投入」、引用、JFEエンジニアリング株式会社(…)は、水素混焼ガスエンジンコージェネレーション(熱電併給)設備「JFE-MWM/Hシリーズ」を発売した。( https://newswitch.jp/p/41819 )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【11】6月5日の三菱重工。「大型ガスタービン向け水素混焼技術の導入検討へ、タイ国電力公社(EGAT)とMOUに調印 国内最大発電事業者との協業により、同国政府が掲げるCO2ゼロ目標の達成を後押し」( https://www.mhi.com/jp/news/24060502.html )

【12】6月6日の日本経済新聞。「三菱重工、水素混燃でタイ電力公社と基本合意 試験実施」、引用、三菱重工業は5日、タイ電力公社と…「水素混燃」技術の導入を検討することで基本合意したと発表した。…最大20%の水素混燃を目指す。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0589Q0V00C24A6000000/ )

次のニュースです。

【13】6月2日の日本経済新聞。「川崎重工とダイムラー、欧州で水素利用 供給網構築へ」、引用、川崎重工業と独ダイムラートラックホールディングは欧州での水素利用で協力する。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC29A7P0Z20C24A5000000/ )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【14】6月3日の伊藤忠商事。「北九州市における水素・アンモニア サプライチェーン構築の実現可能性調査を開始」( https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2024/240603.html )

【15】6月4日のMONOist。「北九州市響灘臨海エリアで水素/アンモニアのサプライチェーン構築が可能かを調査」、引用、伊藤忠商事は2024年6月3日、…実現可能性調査を開始したと発表した。( https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2406/04/news071.html )

次のニュースです。

【16】6月5日のトヨタイムズ。「「ドキドキするね、この走り!」マッチを唸らせた水素エンジン4年目の挑戦(S耐富士24時間のすべて)」( https://toyotatimes.jp/toyotatimes_live/311.html )

【17】6月7日の乗りものニュース。「あまりに斬新ルックス!「水素をつくる船」の現在地 実証船が東京に登場 “チーム日本”始動か?」( https://trafficnews.jp/post/133088 )

【18】6月8日の東洋経済オンライン。「動き始めた「船の脱炭素化」、次世代燃料で注目の11銘柄 国際機関は削減目標を大幅引き上げ」( https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/759401 )

【19】6月4日のMONOist。「長距離物資輸送に向けた無人航空機技術の開発、実証に着手」、引用、NEDO(…)は2024年5月22日、長距離物資輸送に向けた無人航空機技術の開発および実証に着手すると発表した。( https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2406/04/news080.html )

【20】6月8日のニュースイッチ by 日刊工業新聞社。「京セラ・JAXAが開発、液化水素向け気密端子の性能」( https://newswitch.jp/p/41832 )

【21】6月5日のAviation Wire。「水素航空機の実現、IATA事務総長「2050年以降」開発進むも空港インフラ整備に課題」、引用、既存のインフラをほぼ利用できるSAFに対し、…水素航空機をIATAはどう見ているのか。4日のAGM閉会後…事務総長に聞いた( https://www.aviationwire.jp/archives/301969 )

【22】6月4日の日本経済新聞。「「脱炭素電源」応札、蓄電池が6割 水素支援に課題」( https://www.nikkei.com/prime/gx/article/DGXZQOUC076RK0X00C24A5000000 )

【23】6月4日のジェトロ 日本貿易振興機構。「NSW州の水素ハブの港湾都市、ニューカッスルの現状(オーストラリア)」( https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/06/b0a59dfe92555c65.html )

【24】6月5日のfabcross for エンジニア。「水素燃料電池の部品バイポーラプレートの量産化とコスト低減へ前進」、引用、独フラウンホーファー研究機構は2024年4月2日…バイポーラプレート(双極板)の低コスト化と量産化に向けて大きく前進したと発表( https://engineer.fabcross.jp/archeive/240605_bipolar-plates.html )

【25】6月6日のfabcross for エンジニア。「英バース大学の工学部の学生15名が、水素を燃料とするエンジンの始動に成功」、引用、英バース大学は2024年4月16日、…学生チームが水素を燃料とするエンジンを製作し、始動に成功したと発表した。( https://engineer.fabcross.jp/archeive/240606_hydrogen-powered-engine.html )

【26】6月7日のResponse.jp。「グリーン水素を使ってEV向け電池素材生産へ、仏EDFのプロジェクトに英グリーンリチウムが参画」、引用、グリーンリチウムは6月4日、…EDFの「ティーズグリーン水素プロジェクト」に参画すると発表( https://response.jp/article/2024/06/07/382695.html )

【27】6月7日のAUTOSPORT web。「BMWが水素レースを「評価中」。トヨタやアルピーヌとは異なり燃料電池を活用したい考え」( https://www.as-web.jp/sports-car/1088648 )

ニュースは、以上です。

今回お届けしました記事へのリンクは、動画の説明欄をご覧ください。

最新ニュースへのアクセスと2001年からの過去ニュースの検索は、Webサイト 水素チャンネルへ。
アドレスは、https://takagi1.net/h2
たかぎいちドットネットスラッシュエイチツー です。

次回は、6月15日 日曜日の予定です。また、お会いしましょう。
お相手は、新浜メチスでした。
バイバイ。