「阪神タイガースファンの反感買わぬ」 剛腕と気遣いの人 角和夫さん 私鉄統合で真骨頂 – 産経ニュース 2025/5/7
「阪神の危機はビジネスモデルの破綻ではなく、あくまで買収防衛の失敗」と指摘し、[角和夫さんは、] こう答えた。
「最大の顧客である沿線住民やタイガースファンの反感を買うなど、もってのほか。顧客満足度を高くするには、従業員満足度が大切だ。従業員のやる気をなくすようなことをしてはいけない」。この言葉に納得したのを覚えている。
阪急・阪神の経営統合の際は、阪神の名を残す一方、阪急では実を取った。バブルの後遺症で財務体質が弱かった阪急は統合後、バブル期に派手に踊らなかった阪神側の優良不動産を不動産投資信託(REIT)に組み入れるなどしてHDの財務体質を強化した。