人類の物質的豊かさの要因は、意志・工学・技術であると考えます。
● 意志: 望み・欲求を決定する。
工学倫理は、その一分野である。
● 工学: 望み・欲求を叶える現象を起こすために、何(変数)をどの値に変化させればいいのかを見つけることが目的である。特に、人間が技術により意のままに設定できる・設定できそうな変数に注目する。
品質工学は、現象をバラツキなく変化させる変数を重視する。
● 技術: 変数の値を意のままに操る(制御する)方法、あるいは 設定したい値をもった物を実現させる方法である。
発想の元:
大前 研一 : 企業参謀 (講談社文庫, 1985) p.196.
私は「与えられた面積の森林から最大の収穫を得るというのは、どのような変数をコントロールするのか?」という質問に切りかえた。
ご参考:
鎌池 和馬 : とある魔術の禁書目録 8 (電撃文庫, 2009) p.186.
「ええ。いくら価値ある『残骸 [レムナント]』を手に入れても、私一人では修復できないわ。だからそれを組み立てられる技術と知識、そして目的を持つ集団が必要だった」