瀧本 哲史 : 武器としての決断思考 (星海社新書, 2011) pp.32-33.
そこで目指すべきなのが、プロフェッショナルという、エキスパートの上位概念とも言える人材モデルです。
ここで言うプロフェッショナルとは、
(1) 専門的な知識・経験に加えて、横断的な知識・経験を持っている。
(2) それらをもとに、相手のニーズに合ったものを提供できる。という、2つの条件を持ち合わせた人材のことを指します。
瀧本 哲史 : 武器としての決断思考 (星海社新書, 2011) pp.32-33.
そこで目指すべきなのが、プロフェッショナルという、エキスパートの上位概念とも言える人材モデルです。
ここで言うプロフェッショナルとは、
(1) 専門的な知識・経験に加えて、横断的な知識・経験を持っている。
(2) それらをもとに、相手のニーズに合ったものを提供できる。という、2つの条件を持ち合わせた人材のことを指します。
類似事象の情報提供。たとえば、視点の提供。
現状と類似する、過去の事象(あるいは、想定される事象)を検索(記憶された大量の事象から即座に)し、その事象に関して最も表現できる指標値を操作者に提供する。
問題に対して、公言する解決論理は、その論理において(非効率はあったとしても)完璧でなければならない。
別の論理を、当該問題の始点から終点まで有し、その論理よりも公言する当該解決論理は安全側であることを理由として、公言する当該解決論理は完璧だ、ということはできない。
一つの品物を複数の部品の組立品として再設計する場合には、
・ (液密・気密)シール部品の配置
・ 部品同士の接合方法。
・ 接合に係るインロー・接触面の嵌めあい・幾何公差。
に注意すること。
品物の設計において採用する、品物の形状は、以下の性質を満たしていなければならない。
● 機能性 ―― その形状が品物に求められている機能を果たすこと。
● 性能性 ―― 品物に求められている機能を果たすために、十分な強度((応力集中の軽減など))・重量(の軽さ/重さ)・抵抗(の小ささ/大きさ) などをもつこと。
● 形式知性 ―― その形状を正確に伝達できること。
● 成形性 ―― その形状を低コストに作れること。
● 組立・分解作業性 ―― 挿入部の案内テーパ・面取り、他の部品に遮蔽されない掴み部・治具の取り付け部をもつこと、など。
● 安全性 ―― 鋭利な起伏・運動部分が露出していないこと、など。
● リーダー は、予定が埋まっていないことを良しとせよ
常に突発的事態の対処を見据えよ。知らなかった・忙しかったでは、済まされない。
Twitter / @takagi1: 20巻pp.108-109. 「権力の座にあるものは確信犯であることからまぬがれえないのだ!」 #沈黙の艦隊_耐久読書
Twitter / @takagi1: #nhk 戦闘指揮は、無視界操縦。気づいたところで自軍を制御できない。だから、早期警戒と通信が大事。
緊急対処のために、マルチロール者との連携を密にとり、彼の仕事を、自由に差し替えられる状態を保て。
● リーダーは、局所の顕在的な問題よりも、大所の潜在的な問題に注意せよ
前者は誰にでも対処できるが、後者はリーダーにしか対処できない。
● リーダーは、明言せねばならない
● リーダーは、社外パートナーとの信頼関係構築に気を払うこと
Twitter / @takagi1: …最終目標が大きいものであるほど、目標達成の成否は倍化の能力に支配される。 #g_age
● リーダーは、将来には楽観的であれ
Twitter / @takagi1: N氏談。「指揮官は、部下の前では、現在には厳しくあれども、将来には楽観的であれ。将来に楽観的でなければ、部下が萎縮してしまう」。
※註:
本記事は、決して包括まとめではない。仕事 | TAKAGI-1の科学・技術的日々 や Blog 一番星 旧: 仕事 を併せ読んで、未熟な私の知る限りが分かるだろう。
関連:
出川 通 : 技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書, 2004) pp.57-58.
筆者が実感として持っている、プロジェクトマネジメントの三カ条を挙げて本章のしめくくりにしたいと思います。
(1) 率先垂範とは自分が全部やることではない。とるべきリスクはきちんととり、メンバーへのリスク転嫁をしないということである。
(2) 開発は不確定要素(不安要素)が非常に多い業務である。だからこそ、常に明るく、楽観的にふるまう。
(3) 社外(顧客、パートナー)との信頼関係の構築を優先させること。その後が社内。
供給体制における環状路線は、冗長な路線に結節された、当該結節点の間の、両方向に移動できる区間である。
即ち、
A→B⇔⇔C⇔⇔D
└→→→→┘
の場合、B-C区間は、環状路線である。(両方向に移動できる区間を「⇔」印で表わす。A-BとA-Cが直結され、冗長な路線が存在している。)
斬撃による彼我の戦闘は、
・自らの体に、敵の刃渡りを交接させない
という制約条件のもとで、
・敵の体に、自らの刃渡りを交接させる
ことを目標として、目標までの「軌道」を描くことである。
・自らの体に、敵の刃渡りを交接させない
という制約条件が満たされない、即ち、「解が無い」状態になると、自らの負けである。
実際「軌道」が目標に達した方が勝ちであり、また、計画「軌道」が時間的に短い方が勝ちである。
敵は「解が無い」状態を強制しようとし、また、偶発的にも「解が無い」状態になりうる。
それに対するために、「解」を探し、「解」を生まなければならない。
永続的に完璧な信頼性をもって存在する「解」を生む代表的な方法が、敵を殺傷することであり、「解が無い」状態になる前に敵を殺傷する必要がある。
よって、「軌道」の無駄は、少ない方がよい。
補足:
「間合いを把握できない」とは、制約条件が不明であり、また無駄のない「軌道」を計画できない状態だと考えられる。
補足2:
Fateシリーズにおいて、サーヴァント『セイバー』の剣を見えないようにする『風王結界(インビジブル・エア)』は、敵に間合いを把握できなくしている。