生産のためのエネルギー消費

生産のためのエネルギー消費を、顕らかに考えねばならない。

田中 角栄 : 日本列島改造論 (日刊工業新聞社, 1973) p.87.

現在[:引用元の発行は1973年]、わが国の工業用水の七割は鉄鋼、化学、紙・パルプの三業種で使っている。粗鋼年産五百万トン(製鉄所としては中規模)の用水量は人口七百六十万人の大阪府全体の家庭用水量に匹敵するという。

石井 彰 : エネルギー論争の盲点―天然ガスと分散化が日本を救う (NHK出版, 2011) p.53.

いくら家庭で無駄な電気をこまめに消したり、自動車をやめて電車に乗ったりしても、現在社会が鉄とコンクリートに代表される、エネルギー源を大量消費してしか製造できない膨大な量の基礎物質によって成り立っている以上、…

ファイル:Electric Power is Military Power.JPG – Wikipedia

電力は戦力!

一機でも!
一艦でも!
一発でも!
多くつくるには たくさんの電力が必要です

日本中の家庭が 深夜中 電灯を消すと
飛行機三〇〇台分
戦車三〇〇〇台分
の電力が節約される

電力を節約しませう!

携帯汎用機の普及による人類の進化

携帯できる汎用機の普及によって、人類と道具がより近接する。

たとえば、スマートフォンをもっている人は、辞書やボイスレコーダやデジカメや、ペン、紙、(情報・通信機器としての)パソコンを、ほぼ常に手の届く範囲に持っていて、使用できるのである。

人類の進化において道具の使用開始が極めて重要な出来事として認識されている。故に、携帯できる汎用機の普及は、人類の進化に関する出来事だと位置づけてよい。

標準化から始まる人類の発展

モノの標準化によって、個々のモノに関してそれぞれ存在していた知識は集積される。集積された知識は体系化される。

体系化された知識は安価で複写・利用される。

また、標準化されたモノ自体の生産コストは安い。

結果、人類は、安価でそのモノを大いに活用でき、余った資源・時間を、さらに先の目的のために使用できる。