人の性は群居を好み決して独歩孤立するを得ず

福沢 諭吉 : 学問のすゝめ (岩波文庫, 1942) p.99.

人の性は群居を好み決して独歩孤立するを得ず。夫婦親子にては未だこの性情を満足せしむるに足らず、必ずしも広く他人に交わり、その交わり愈〻広ければ一身の幸福愈〻大なるを覚ゆるものにて、即ちこれ人間交際の起こる由縁なり。既に世間に居てその交際中の一人となれば、また随ってその義務なかるべからず。凡そ世に学問といい工業といい政治といい法律というも、皆人間交際のためにするものにて、人間の交際あらざれば何れも不用のものたるべし。政府何の由縁をもって法律を設くるや、悪人を防ぎ善人を保護しもって人間の交際を全からしめんがためなり。学者何の由縁をもって書を著述し人を教育するや、後進の智見を導きてもって人間の交際を保たんがためなり。

用兵

日本軍の失敗から何を学ぶのか? 今後の日本を勝利に導く「3つの戦略」|「超」入門 失敗の本質――日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ|ダイヤモンド・オンライン

大東亜戦争の後半では、「レーダーにより味方戦闘機を誘導する」米軍の重層防御思想が登場し、レーダー圏内では戦闘機単体の多少の性能差が、まったく勝敗に結び付かなくなっていきます。

「ガンダムAGE」で司令フリットと副官アルグレアスがやっていたのも、これ。

我が主軸と真善美

以下によって、私の行動基準たる「3主軸」と、真善美がつながった。

「我が主軸 2011年版」では、「行動基準――3主軸」として、

(1)「叡智結拓」: えいちけったく
(2)「大国高民」の推進 : たいこくこうみん
(3)「産業興隆」: さんぎょうこうりゅう

を挙げている。

また、「我が主軸 2011年版」の要約は、以下である:

「後につづく者たちが、私/私たちよりも苦しまない」という状況に世の中をあらせるために、すなわち世の中を継続的に進歩させるために、自分ができ、したく、すべき行動である

 (1) 総合的な知識人として、叡智を結び、集約し、難所を突破すること
 (2) 社会が、より適切な解答を導き出す仕組みを構築すること
 (3) 産業を興隆させ、それを裏打ちにして文化的社会を着実に発展させること

をします。

即ち、

 (1)「叡智結拓」: 総合的な知識人として、叡智を結び、集約し、難所を突破すること
 (2)「大国高民」の推進 : 社会が、より適切な解答を導き出す仕組みを構築すること
 (3)「産業興隆」: 産業を興隆させ、それを裏打ちにして文化的社会を着実に発展させること

である。

ここで、

 (2)「大国高民」の推進 : 社会が、より適切な解答を導き出す仕組みを構築すること

は、真・善・美の「善」にあたると考える。私は、 「善」とは、社会が適切な解答を導き出す仕組みや能力を保守・改良する行為がもつ性質である、と考える。

(1)「叡智結拓」と (3)「産業興隆」を組み合わせた、上記よりも短いスローガンとして、

技術を進歩させ、文化・文明を進化させる

がある。

「技術の進歩」は「真」、「文化・文明の進化」は「美」にあたると考える。

3月11日をどうするか

篠田麻里子を勝手に心配し3月11日のネット上での作法を考える | ニコニコニュース という記事が話題になったが、「3月11日」を忌日にしないため、すなわち「3月11日」に何らかの社会活動が停止しないようにするために、どうすればよいのかを考えてみた。

※お断り: 筆者の周囲に、3月11日の震災による被害者はいません。当事者ではない精神の持ち主として、そのような精神を活用して、自由にこの文章を書かせていただきました。

結論:
 3月11日でない日に、不謹慎でない程度に暗くない大規模な行事を実施する。

遺族の社会に対する大きな願いは、社会において被害者・惨事を忘却させないことにあるのではないか。よって、社会的な影響力がある鎮魂行事は必要である。しかし、それを暗い行事にすると社会が暗くなる。よって、それを不謹慎でない程度に暗くない行事にする。

この鎮魂行事を実施する日取りは、3月11日を避ける。3月11日に実施する鎮魂は、個人・家族を主体に捉えて(しめやかに)実施するようにする。

例:
・1月17日に起きた阪神淡路大震災の鎮魂の意味をこめ、12月に「神戸ルミナリエ」が実施されている。

・お盆は、親族が集まる楽しい機会である。そして、お盆は、死者の命日ではない。

・大東亜戦争戦死者の慰霊行事は、それぞれの命日ではない 8月15日に集約されている。

疑問:
9月1日の関東大震災は、日本社会がもつ精神として、どのように処理されたのだろうか。

「今日は疲れたから、その辺で食べて帰るか」

駅前に、ちゃんと食べられる飲食店(居酒屋でない)が多い街は、よい街である。

疲れて帰ってきた時など重宝するのであろう。何もしたくない時に、代行してくれるサービスは価値が高い。でも、そのサービスを受けに、わざわざ出かけはしない。

よって、そのようなサービス提供は、大きな交通流に沿う場所でのみ可能である。

組織制度改革のやり方と定期的な必要性

カバネ – Wikipedia (2011年4月19日 (火) 06:12‎ の版)

姓の制度は、壬申の乱(672年)の後、天武天皇が制定した八色の姓によって有名無実化されていき、臣、連ですら序列の6、7番目に位置付けられ、その地位は低下した。代わって、天皇への忠誠心がある有能な人材には新たに作られた真人(まひと)・朝臣(あそみ、後に「あそん」。更に後世には「あっそん」とも)・宿禰(すくね)・忌寸(いみき)などの姓が与えられた。しかしながら、奈良時代を過ぎるとほとんどの有力氏族の姓が朝臣になってしまい、八色の姓も形式的なものに変質してしまう。

如何なる困難に遭遇しても これに打ち勝って進むことが日本国民の有する伝統的精神

山本 五十六 海軍少将(当時)。

1934年、ロンドンにおける海軍軍縮予備交渉に出席の際、日本に向けて発信された無線電話による音声より:

【 山本 五十六  肉声 】 – YouTube   開始 2分2秒から

不慮の災厄に遭遇されまして 殊に肉親やお子さん方を亡くされました多数の方々に対しまして 謹んでお見舞いを申し上げる。

しかしながら
如何なる困難に遭遇しましても これに打ち勝って進むことが日本国民の有する伝統的精神でなければならないのでありまして
したがってこの天災による絶大なる損害に対しても これに屈せられるがごときことないことは確信いたしておるのでございまするとともに
この復興の一日も速やかならんことを祈る次第であります。

食足世平

食足世平

企業理念|会社情報|日清食品

食は人間の命を支える一番大切なものです。
文化も芸術も思想も、すべては食が足りてこそ語れるものです。
食のあり様が乱れると、必ず国は衰退し、争いが起こります。
食が足りて初めて世の中が平和になるのです。

安藤百福 – Wikipedia (2012年2月1日 (水) 16:39 の版)

自伝『魔法のラーメン発明物語』等によれば、昭和20年代は深刻な食糧不足のため、アメリカ合衆国から送られた援助物資の小麦粉を用いた「粉食」(うどん、ラーメン、すいとん、ビスケット、パンなどの、様々な粉料理の総称)を厚生省が奨励していた。しかし結果論としてパン等が多いため、安藤は、東洋文化であるめん類をもっと奨励すべきだと厚生省課長に提案した。課長は、うどんやラーメンは量産技術が無く流通ルートも確立していないためやむなくパンが主体になっている実情を説明し、麺文化の振興には自ら研究してはどうかと奨めた。当時、安藤は既存事業から手を広げる余裕がなく、話が出たのみで終わったが、これが後にインスタントラーメン開発の契機になったという。