百年に一度、決定的な嘘をつくために

中西 輝政 : 情報を読む技術 Sunmark Books EPUB版 (サンマーク出版, 2012) p.142/242.

 「百年に一度、決定的な嘘をつくために、九十九年間は本当のことを言い続けよ」というのが、イギリスの国家戦略の伝統といえるでしょう。…
 これが、「欧米人の『信用第一』というのは、いざというとき決定的な嘘をつくため」という意味です。

交流行事がなくなるとは

私の出身は、大阪府池田市である。

平成の大合併の頃まで、全国池田サミットという行事が行われていた。

日本全国に存在する池田町および池田市と名のつく地方自治体が持ち回りで交流行事を主催していたのだ。もう少し正確に書くと、もともと池田町の集まりであったものに、途中から大阪府池田市が一員に加えていただいたのである。

池田市では、毎年、関連する物産展が開かれていた。

さて、最近、ある本のなかで池田という地名をみた。長野県池田町と北海道池田町である。

しかし、なんだか昔と感覚が違う。昔は、池田町の地名を見ると、行ったことはないもののそこに住んでいる人と生活の存在を感じたのだが、今はなんだか、地名としてしか感じられない。そこに住んでいる人の存在を感じられない。

交流行事がなくなるとはこういうものだな、n数=1ながら感じる。

ハレの伝搬・お裾分け

2014年 3月20日、バスから見える小学校に「卒業式」の立看板があり、校庭に大きな 日の丸が翻っていました。そして、出張先の駅では、制服に赤い花を刺した男子中学生が何人かいました。

ハレの場はS/N比が高いが、ハレはその場に留まるのみではなく、手段さえあれば、ハレは伝搬する。幸福は共に祝う。ハレのお裾分けの、実現された手段は、大事である。

関連: