人類を分ける方法として、同時に活動している人々を一括りにするという方法を考えることができる。
昔は、人は昼にしか活動できず、離れた場所の人と同時に話をすることはできなかった。だから、先述の人類の分け方は地域的であり、分けた結果を地図上に表現することができた。
日本に住んでいるから日本人であり、イギリスに住んでいるからイギリス人であること、この概念の一部は、この考え方によって形成されていたかもしれない。
現在、照明によって、人はいつでも活動でき、通信技術の発達によって、離れた場所の人と同時に話をし、同時に協働し、活動できるようになった。
一般的な日本人よりも、9時間遅い時間帯に働き(日本とイギリスとは9時間の時差がある)、イギリスに住む人と即時的・同時的な通信手段によって繋がり、一緒に活動する人を、100% 日本人であるとは言えないのではないだろうか。
地域をもって人類を分ける方法(国など)は、将来において、現在と同じ意味を持たないかもしれない。
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