現在、電力需給が逼迫している。
最も逼迫するのは、電力使用量がピークの時間帯である。
ピークを下げるために、一部企業は、平日を休業し、休日に業務を実施している。
さて、電力使用量がピークである時間帯には、その地域にある人々が最も(電力を消費する)活動をしている。
「ピークは悪しきものだ」と世間で言われているが、ピーク時に社会全体は最も活発であり、集中しているのである。
逆に、ピークが生じないように、時間を分散して人々が働いたら、どうなるだろうか。仕事の電話はつながりにくくなり、出張に行こうにも出張先の休業日を予定から外さねばならず、仕事がはかどらない。
ピークを作れることが、生産性を高めるのである。