気持ち悪さの効用

人は、結論が損失である論理の不成立よりも、結論が損失である論理の成立を快く感じるのである。

結論が損失である論理の不成立は、理解における気持ち悪さとして感じられる。

結論が損失である論理に気持ち悪さを感じる場合には、損失を免れる方法がある可能性があることを感じているのである。これを突き詰めよ。

おそらく、損失を免れる方法を実現するために制御すべき点は、結論が損失である偽論理の外部(その偽論理において注目されていない点)にある。

水素社会を加速させる要素

私が考えるに、

 水素社会黎明期: 石油精製・製鉄プロセスなどからの副生水素の有効活用(マネタライズ)。

 水素社会普及期: 自然エネルギー(再生可能エネルギー)発電量の時間変動を吸収する手段としての水素流通。

 水素社会完成期: 化石燃料の大量使用の停止。ガソリン自動車の生産中止、還元剤として水素の使用(水素還元製鉄など)、など。

ミクロでの作り込み

材料の性質は、そのミクロ組織によって作られる。

材料は組織をもち、組織要素の方向の揃い方・絡まり方、組織要素の形(針状・球状など)・大きさによって性質が異なる。

(材料という媒介に依る・依らずに関わらず、) ミクロでの作り込みが実現されたとき、その効用は大きく、機械全体に及ぶ。

補足:
ガンダム作品において、サイコフレームが、それを表現している。

タイムマネジメント

梅田 望夫 : ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く! (文藝春秋, 2008) p.201.

「ニューノーマル」時代における成功とは、タイムマネジメントに尽きる。この時代における通貨は、時間なのである。―― ロジャー・マクナミー

Success in the New Normal is all about time management. Time is the currency of this age. ―― Roger McNamee

6月14日の悩み

Spend it like you’ve got it (資源は自分のものとして思いどおりに使え)

権力の座にあるものは確信犯であることからまぬがれえないのだ!
―― かわぐち かいじ : 沈黙の艦隊 20 (講談社, 1993) pp.108-109.

リーダーが「資源は自分のものとして思いどおりに使」わねばならないが、その上で発生した問題を、リーダーは負わねばならない。

これを必至の損失だと捉えたので、6月14日に悩んだのだ。

しかし、これは必至の損失ではない。即ち、他の要素がある。

他の要素を適切に設定することによって「資源は自分のものとして思いどおりに使」うことが損失を抑えて可能になる。

数字ボタンを押す自販機

商品(商品模型)の下にあるボタンではなく、すこし離れた場所にある数字ボタンを押すタイプの自販機で、昨日まで3回中 2回、希望とは違う商品を買ってしまった。

1回は、同じ商品が2列あり、隣の列だからと1足した数字のボタンを押したら、実は両列が同じ番号だったことによるもの。

1回は商品の並びが変わったのに、記憶で元の位置の番号のボタンを押したもの。

自分自身を度外視する

ニーチェ=著, 手塚 富雄=訳 : ツァラトゥストラ (中公文庫, 1973) p.241.

多くを見るためには、自分自身を度外視することが必要だ。――この過酷さは、あらゆる登高者に必須のことである。

関連:

エネルギー問題への貢献と経済・政治、そして知

エネルギー問題への貢献は、日本から富の流出を防ぎ、また 日本政治に(少なくとも最低限の)安定をもたらす。

これは、日本人の発想力を高め、また 日本の統治機構における意思決定に関し(少なくとも最低限の)質を担保させる。

そして、これらによって、日本が、適切な解答を導き出す能力が保たれ、さらには高まる。

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エネルギーに関する数字

高エネルギー消費は、これまでずっと、つねに政治力の前提条件であった

「善」と適切な解答を導き出す仕組み

高エネルギー消費は、これまでずっと、つねに政治力の前提条件であった

ダニエル・ヤーギン=著, 伏見 威蕃=訳 : 探求――エネルギーの世紀(上) (日本経済新聞出版社, 2012) p.10.

[ハイマン・リックオーバー提督(ハイマン・G・リッコーヴァー, Hyman George Rickover)は、]ひとつの戦略的コンテクストにまとめている。「高エネルギー消費は、これまでずっと、つねに政治力の前提条件であった」