新しく世に出るものへの態度
新しく世に出るものに対する態度は、以下でありたい:
新しく世に出るものが、ごく少数のアイデアによるもの(ポッと出)でも、人の労力なく旧態のままから生み出されたもの(独りで)でもなく、多くの人の叡智と苦心と学術的・経済的・動員的・安全的・健康的基盤から、漸進的に生み出されてきたものであることを、顕らかに捉える態度
これは、下記の「ものづくり」の思想にも通じる。
ムスビの物語を重視する精神によって引き起こされる製造者の行動様式が、「ものづくり」である。
なお、一番最初に書いた〈新しく世に出るものに対する態度〉は、知性主義を広めるメディアに書き、「しくみの発達博物館」が実現する主張である
世の中に当たり前のようにある良いもの(例えば、機械装置、政治制度など)が、それぞれ、偶然(ポッと出)でも、必然(独りで)でもなく、多くの人の叡智と苦心と学術的・経済的・動員的・安全的・健康的基盤から、漸進的に生み出されてきたものであることを顕らかに見せるものである。
を元に改良したものです。今回の改良を元の文に適用すると、以下になる:
世の中に当たり前のようにある良いもの(例えば、機械装置、政治制度など)や新しく世に出るものが、それぞれ、ごく少数のアイデアによるもの(ポッと出)でも、人の労力なく旧態のままから生み出されたもの(独りで)でもなく、多くの人の叡智と苦心と学術的・経済的・動員的・安全的・健康的基盤から、漸進的に生み出されてきたものであることを顕らかに見せるものである。
デジタル部 2016/11/28~11/30、ゲスト: スマートニュース メディアコミュニケーション担当ディレクター 松浦 茂樹 さん
Crimson FM デジタル部 2016/11/28~11/30:
#CrimsonFM #デジタル部 終わってしまいますが、最終日までスマートニュースの松浦さんをお迎えしてお送りします!18時50分からです。https://t.co/xqIwHduLSI
— 池澤あやか / いけあや (@ikeay) 2016年11月29日
スマートニュース メディアコミュニケーション担当ディレクター 松浦 茂樹 さん:
夢は、夢の技術と絡めると、叶い易いのかもしれない
デジタル部 2016/11/21~11/25、ゲスト: 小笠原 治 さん
Crimson FM デジタル部 2016/11/21~11/25:
小笠原 治 さん: (肩書きが非常に多い方)
震災: 原発事故、科学と報道
東北の震災から、6年が経ちました。
当時の Tweet です:
原発事故報道の問題点。(1)単位が間違っている。積算値が示されない: 報道は主にマイクロSv/h単位でなされ、通常の何倍、通報基準値の何倍と伝えられる。これは異常があるかどうかを判断には役立つが、異常が前提の状況では強調されるべきでない。
— TAKAGI-1 高木 一 (@takagi1) 2011年3月14日
(承前) マイクロSv/h単位はその瞬間の状況の深刻さを表すが、爆発被害域・噴出被害域以外の関心は、マイクロSv、つまり積算値に関わる。リスクは積算値(・重み付き総和)によって計られる。
— TAKAGI-1 高木 一 (@takagi1) 2011年3月14日
(承前)(2)時間連続値・地点分布データが示されない。
— TAKAGI-1 高木 一 (@takagi1) 2011年3月14日
マスコミの、単位に対する扱いがひどい。
— TAKAGI-1 高木 一 (@takagi1) 2011年3月16日
原発事故報道への問題認識は、その後、科学コミュニケーションへの関心・取り組みにつながりました。
「科学と科学好きと社会を結ぶ」交通路“Intercity Science”開通
私は、2009年の事業仕分けにおけるスパコンに対する「2位じゃダメなんでしょうか」、2011年の震災での原発事故に関する報道(人体へのリスクは積算値で論じられるべきなのに、時間あたりの値で論じられた)に触れて、科学コミュニケーションの重要性を感じていました。
それが、今年2014年のSTAP細胞問題(科学から離れた話題の蔓延)により、いよいよ科学コミュニケーションの一助になる仕組みの作成が必要だと考えるようになりました。
さて、今となっては、積算線量(:マイクロSv単位)を、報道する第一の値にするのは、不適当であると考えています。
理由は、以下です:
・状況の回復・悪化を判別するためには、時間当たり線量(:マイクロSv/h単位) が直接的である (安心させる数値・放射線対策の効果が分かる数値は、時間当たり線量である)。
・積算線量は、モニタリングポストに常時いる人間の外部被曝量になる。人は放射線遮蔽物のなかに移動することができるし、その反面 内部被曝をする。積算線量は、個々の人の健康被害の度合いを代表しない。
デジタル部 2016/11/14~11/18、ゲスト: ユカイ工学(株) CEO 青木 俊介 さん
Crimson FM デジタル部 2016/11/14~11/18:
#CrimsonFM #デジタル部 、今週のゲストはユカイ工学の青木さん @aopico !18:50?です!! pic.twitter.com/jPlm8VIOQf
— 池澤あやか / いけあや (@ikeay) 2016年11月16日
ユカイ工学株式会社 CEO 青木 俊介 さん:
BOCCO: The family robot that brings your loved ones closer by Yukai Engineering Kickstarter
有害物質に対して、社会はどうあるべきか
東日本大震災において、福島第1原発から流出した放射性物質による放射線は、科学と社会の関係をこじらせた。
1990年代のダイオキシン問題、そして昨今の豊洲の地下水問題も同じである。
すなわち、時代に関わらず、科学と社会の関係をこじらせる 一大テーマがある:
有害物質の問題だ。*
有害物質に関しては、以下の3項目をきっちり認識しておくべきである。
・あらゆる物質が、有害度合いの差こそあれ、害がある。
・自然物でも人工物でも、成分が同じであれば、その有害度合いは変わらない。
・(有害物質を体に取り込んだ量の蓄積) マイナス (害の解消量) により、被害の程度が決まる。
この認識を、社会が共有していなければならない。一方で、社会は安心を要求する。この両者を相立たせるために機能するのは政府や企業ではなく、各個人である。「私たちは、複雑さに耐えて生きていかねばならない」(皇后陛下 (美智子 様)。1998年、国際児童図書評議会、第26回世界大会での基調講演での御言葉。岸田 一隆 : 科学コミュニケーション――理科の〈考え方〉をひらく (平凡社新書, 2011) p.153.) のである。
そのためには、初等教育で教え込むべきである。
よい機会になるのが、理科の化学実験実習である。化学実験実習の前に、時間を用意して教えるべきである。
実験において扱う試液類は有害であることを理解させた上で、その安全な扱い方を学ばせるのだ。児童は、実験実習においてふざけることが、悪であると自覚するだろう。
これは、実験室内にとどまらず、未知の物質・脅威・問題に直面したあらゆるときに落ち着いた対応行動をとるための躾になるかもしれない。化学実験実習の際には、そのような応用を、児童に動機づけるべきである。
* より一般的に表現すれば、リスクの問題である(ここまで一般化すれば、科学分野だけの問題ではない)。
デジタル部 2016/11/ 7~11/11、ゲスト: (株)アールティ 代表取締役 中川 友紀子 さん
Crimson FM デジタル部 2016/11/ 7~11/11:
株式会社アールティ 代表取締役 中川 友紀子 さん:
SF映像を使った座談会の意味
劇場版SAO公開記念「AR LIVE Technotopia SAO × “Wizard” Yoichi Ochiai」イベント映像
劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- 公式サイト
イベント出演者:
落合 陽一 さん
伊藤 智彦 さん
池澤 あやか さん
「未来の社会的および技術的発展を予測する力が芸術にあることは、昔から認められていた」。
それを、映像でみんなに見せる(共有する)、加えて座談会をする(人のメディア機能により、コンテンツの魅力が増す)。
未来が強力に共有され、起こりうる問題が未然に解決されることにより、社会導入が望ましく実現される。