実施の肝要

何かを実施するときには、以下を知っていると最強である:

・実施の始点を知っていること。(:依頼先、依頼書類様式など)
・状況の操縦法を知っていること。
・次に起こることを知っていること。
・現在の状態を知っていること。(:管理できていること)

情報の重要性

戦闘における個々の事象は、確率に支配される *。即ち、戦闘はリスクであり、勝利はプロフィット(利益)を生む。

 * 戦闘における損失を、兵力の関数として表現する「ランチェスターの法則」が、それを示唆している。

しかし、いつ・どこで戦うかは、戦闘における確率を新たな確率で上書きする。すなわち、戦闘における有利/不利を生む。いつ・どこで戦うかは、情報によって決められる。故に、情報は、戦争においても企業活動においても、重要である。

時間∝1/能力 見積もりと現実に40%の差異

時間の見積もりをどうするか? -「仕事が忙しい!」の9割は思い込みだった【2】:PRESIDENT Online – プレジデント

100時間のつもりで計画を組んでも、実際は140時間かかるケースが多いというのです。

【読了】経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目(ダイヤモンド社) | 読了blog@33歳

188ページ
人は、自分の能力については40%のインフレで考え、他人の能力は40%のデフレで考える。… (ロッキード事件を指揮した検事)

気持ち悪さの効用

人は、結論が損失である論理の不成立よりも、結論が損失である論理の成立を快く感じるのである。

結論が損失である論理の不成立は、理解における気持ち悪さとして感じられる。

結論が損失である論理に気持ち悪さを感じる場合には、損失を免れる方法がある可能性があることを感じているのである。これを突き詰めよ。

おそらく、損失を免れる方法を実現するために制御すべき点は、結論が損失である偽論理の外部(その偽論理において注目されていない点)にある。

タイムマネジメント

梅田 望夫 : ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く! (文藝春秋, 2008) p.201.

「ニューノーマル」時代における成功とは、タイムマネジメントに尽きる。この時代における通貨は、時間なのである。―― ロジャー・マクナミー

Success in the New Normal is all about time management. Time is the currency of this age. ―― Roger McNamee

6月14日の悩み

Spend it like you’ve got it (資源は自分のものとして思いどおりに使え)

権力の座にあるものは確信犯であることからまぬがれえないのだ!
―― かわぐち かいじ : 沈黙の艦隊 20 (講談社, 1993) pp.108-109.

リーダーが「資源は自分のものとして思いどおりに使」わねばならないが、その上で発生した問題を、リーダーは負わねばならない。

これを必至の損失だと捉えたので、6月14日に悩んだのだ。

しかし、これは必至の損失ではない。即ち、他の要素がある。

他の要素を適切に設定することによって「資源は自分のものとして思いどおりに使」うことが損失を抑えて可能になる。