2016年のノーベル生理学・医学賞を、東工大栄誉教授の大隅 良典氏が受賞される。
この発表以降 多く語られることは、〈ノーベル賞受賞は研究成果が発表されてから、二、三十年かかる〉ことである。
しかし、その二、三十年間に何もないわけではない。この間に、研究成果の方法・考え方が広まり、文化、つまり(学術界での)社会的なものになるのだ。
ノーベル賞選定に、成果が文化を生んだか、成果後の受賞者自他の活動が文化を産ませたかどうかの評価が含まれていることは、間違いないだろう。
2016年のノーベル生理学・医学賞を、東工大栄誉教授の大隅 良典氏が受賞される。
この発表以降 多く語られることは、〈ノーベル賞受賞は研究成果が発表されてから、二、三十年かかる〉ことである。
しかし、その二、三十年間に何もないわけではない。この間に、研究成果の方法・考え方が広まり、文化、つまり(学術界での)社会的なものになるのだ。
ノーベル賞選定に、成果が文化を生んだか、成果後の受賞者自他の活動が文化を産ませたかどうかの評価が含まれていることは、間違いないだろう。
〈意思・思想〉と〈技術・機械・メディア〉と〈経済〉の掛け算が、〈行動〉である。
〈意思・思想〉と〈行動〉は、互いに互いを生む。最近では、〈行動〉を始原、〈意思・思想〉を結果と見なす考え方が広まりつつある。
〈意思・思想〉と〈技術・機械・メディア〉は、互いに互いを生む。
・〈意思・思想〉が〈技術・機械・メディア〉を生む: 「必要は発明の母」
・〈技術・機械・メディア〉が〈意思・思想〉を生む。
なぜならば:
- 〈技術・機械・メディア〉は、人を拡張する。人は、自身を拡張するものに強い影響を受ける。
- 〈技術・機械・メディア〉によって拡張された状態において、その中核たる人の心がその状態を活かそうとする
〈意思・思想〉・〈技術・機械・メディア〉・〈経済〉・〈行動〉は、それぞれつながっている。さぁ、どこに力をかけようか。
補足:
機械とは、使える技術である。
『マクロスΔ』で、「ワルキューレ」の周りを飛んでいるドローンは、「シグナス」。
(以降、オチはありません:)
さて、ドローンの編隊飛行は以前、見たことがあるのだけれど、ここから思い出したのは、『ガンダム 00』の「GNシールドビット」「GNライフルビット」でした。
『ガンダム 00』(2007~2009)の舞台は、西暦2307年なのですが、登場する技術が、2016年の私からみて古めかしく見えます。たとえば、作品中のスーパーコンピュータ「ヴェーダ」は、“クラウド”として使われています。
「脳量子波」・「対話」も、“クラウド”の影響が見られます。
なお、「脳量子波」・「対話」は、“多数構成員の思考連結”として、SFの一大テーマです。
『ガンダム 00』の次のTVアニメシリーズである『ガンダム AGE』(2011~2012)で登場したのが、ディープランニング型のAIである、「AGEシステム」でした。
AIといえば、『攻殻機動隊』の「タチコマ」が有名ですが、ディープランニング型のAIでは、膨大な情報をもとに人格のシミュレーションができる「デカトンケイル」のほうが合致しているでしょう。
『攻殻機動隊』では、「義体化」・「電脳化」(=スーパーヒューマン、ライフログ→ビッグデータとして社会的に活用されているかは不明)、「ダイブ」(=R-V(Reality-Virtuality)連続体基盤 )も、描かれました。
実物大シミュレータといえば、例えば、アメリカのアポロ計画の際に、地上に置いてあった、宇宙を飛んだものと全く同じ宇宙船――宇宙空間でアポロ13号がトラブルに見舞われた際に、電力を節約する検討に使われた――がある。
この場合、シミュレータと実物に違いは無い。そうであれば、シミュレータを如何に定義するか。
シミュレータの性質として、「(厳密には異なるが) 外部に物理的な影響を及ぼさない」という性質がある。これに着目する。
例えば、航空自衛隊には飛行教導群という、「装備の運用研究や、他部隊に対する教育を行う部隊」がある。これは、敵機を攻撃しない=「外部に物理的な影響を及ぼさない」であるから、シミュレータである。飛行教導群の出力は、情報である。
思索:
(1A) シミュレータの出力は、情報である。シミュレータは、情報システムである。
よって、シミュレータを運用する(シミュレータへの入力情報・シミュレータからの出力情報を、記録・管理・運用する)ための情報の仕組みが必要である。
(1B) 情報面から見ると、シミュレータと実物は変わらない。
(1C) 実機の入力・出力に関する子細な情報が整理されたデータベースは、シミュレータにあたる。(1B)を考慮すると、情報面から見ると、前述のデータベースは、実物と変わらない。
(2A) 実物が「外部に物理的な影響を及ぼさない」ならば、実物はシミュレータと変わらない。
(2B) 「外部に物理的な影響を及ぼさない」実物として、例えば、地球上の気象現象がある。気象現象は、凡そ宇宙空間に影響を及ぼさないからである。地球上全域のコンピュータシミュレーション方法として、全球シミュレーションがある。地球上の気象現象(、時に海洋の水象現象を含めて)を扱う全球シミュレーションには、特別に高い扱いがされる。
鉄道は 我を拡げし メディアにて その中 我は 心動かす
鉄道というシステムの中にあるとき、私の心は普段と少し異なります。 それは、自分を拡張するメディアに接続した状態において、その状態を、その中核たる私の心が活かそうとするからかもしれません。
村井 美樹 : 極めよ、ソフテツ道! ~素顔になれる鉄道旅~ (小学館, 2012) p.133.
カメラを持っていると、持たずにいるときに比べて、周りへの洞察力が鋭くなるし、色彩や光への意識も高まるような気がします。つねに頭の中で「フォトジェニックなもの」を探し求めているので、記憶にも風景が鮮明に残るような気がしますね。
ふと、バスで前に座った人が読んでいた日経新聞に「経営とシステム」という言葉を見つけた。
経営とは B/S(貸借対照表)に関わり、運営とは P/L(損益計算書)に関わる、と言われることがある。
すなわち、経営とは、自らの企業体をどのようにするのか、に関わる。
そのために、組織や人事や教育を忘れてはならないが、設計を確実に実装・実現でき、適宜 改変できる、システムは重要だろう。
湖も湾も、火山であったものがある。
内陸型火力発電所「神鋼真岡発電所」の設備配置を見て、冷却の重要性を改めて気づかされる。
復水器(空冷式)が、タービン建屋より大きいのである。
電力供給サービス:内陸に建設する国内初の火力発電所が着工、120万kWの電力を東京ガスに供給 (1/2) – スマートジャパン
田中 角栄 : 日本列島改造論 (日刊工業新聞社, 1973) p.87.
現在[:引用元の発行は1973年]、わが国の工業用水の七割は鉄鋼、化学、紙・パルプの三業種で使っている。粗鋼年産五百万トン(製鉄所としては中規模)の用水量は人口七百六十万人の大阪府全体の家庭用水量に匹敵するという。
NASAのスペースシャトルの胴体の扉の裏は、電力源である燃料電池のラジエーターになっており、地球周回軌道に着くと扉を開けてラジエーターを働かせる。
ガンダムのムサイ級軽巡洋艦において、帰還したモビルスーツは艦載の冷却器で冷却された。
初出:
ガンダムのムサイ級軽巡洋艦において、帰還したMSは艦載の冷却器で冷却された。NASAのスペースシャトルの胴体の扉の裏はラジエーターになっており、地球周回軌道に着くと扉を開けてラジエーターを働かせる。そして、私は部屋に帰ると真っ先に冷房をつけ、体を冷却する。 ###
— TAKAGI-1 高木 一 (@takagi1) 2011年6月28日