日本のガソリンは税金込みで高くない

日本のガソリンは税金込みで高くない日本のガソリンは、特に含まれる税金が高いというイメージがあるが、国際的に比較すると、そうではない:

OECD諸国のガソリン1L 当たりの価格と税(2015年第2四半期) : 財務省

日本の位置[33カ国中]

高い方から
小売価格 29位
税負担額 28位
税負担率 28位

宇都宮 浄人 : 地域再生の戦略――「交通まちづくり」というアプローチ (筑摩書房, 2015〈底本は、ちくま新書(2015)〉) 位置No. 1256/2120.

日本の場合、自家用車を取得する際に、相当の税金がかかる一方、利用する時の税額は欧州と比べると安価である〔11〕。OECD加盟国三二カ国で比較すると、日本はガソリン一リットルあたりの税負担率は二八位で、揮発油税、地方揮発油税及び石油石炭税に、地球温暖化対策のための特例課税を加えても三六・八%、これに消費税を合わせて四一・五%程度である。

 一方、欧州諸国は、付加価値税を除く個別の間接税で、四〇%前後、これに付加価値税が一五%以上付加されるので、五五%を超えることになる。公共交通の運賃が安価であることと相まって、自家用車から公共交通へのシフトが政策的に促されているのである。

〔11〕(日本国)財務省 OECD諸国のガソリン1L 当たりの価格と税

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