島崎藤村 『夜明け前』 [Gemini]
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島崎藤村 『夜明け前』
「叔父さん、街道の風儀も悪くなって来ました…
「もうそれでも半蔵も帰って来ていいころだぞ…
「こないだからわたしも言おう言おうと思って…
「あなた、景蔵さんからお手紙ですよ。」…
「お師匠さま、おくたぶれでしょう。」…
「半蔵さん、村方へはどうしましょう。」…
「やれ、やれ、戦争も始まらずに済むか。」…
「およそやかましいと言っても、こんなやかま…
「勝重さんは復習でもしていますか。これじゃ…
「あの御召馬が焼酎を一升も飲むというにはお…
「そう言えば、半蔵さんのお友だちは二人とも…
「はてな。阿爺も久しぶりでお目にかかりたい…
「以前からわたしはそう言ってるんですが、助…
「こういうことになるから困る。」…
「半蔵さん、何かあったんですか。」…
「や、寿平次さんに見せるものがある。」…
「半蔵さん、正己が養子縁組のことはどうした…
「いや、いろいろな注文が出る。」…
「さようでございます。」…
「なんと言っても、江戸は江戸ですね。」…
「時に、半蔵さん。」…
「横浜貿易と言えば、あれにはずいぶん祟られ…
「どうも、こんな膏薬をはるようなやり方じゃ…
「青山さん、あなたの荷物は。」…
「お前はどこの者か。」…
「寿平次さん、君の方へは福島から何か沙汰が…
「何しろ、これはえらい騒ぎになった。」…
「その話はわたしも聞きました。」…
「中津川の方はいかがでしたか。」…
「どうでしょう、尊攘ということもあの水戸の…
「こういう説もあります。」…
「飯田行きの馬は通っているんだろう。」…
「妙なことを尋ねるようだが、お前はお関所の…
「どれ、無礼講とやりますか。そう、そう、あ…
「半蔵さん、ともかくもわたしと一緒に伴野ま…
「どうして、お前は伊那から越前の敦賀まで、…
「市川党もずいぶん惨酷をきわめましたね。こ…
「本日は約束の期日であるのに、阿部豊後はど…
「西の方の様子はどうかね。」…
「壁にも耳のある世の中だぞ。まあ、半蔵にも…
「大旦那、お早いなし。」…
「して見ると、この戦いはどうなったのかい。…
「まあ、ことしはわたしも七十になりますが、…
「あの水戸浪士が通った時から見ると、隔世の…
「あなた、妻籠の兄さんと何を話していらしっ…
「いや、万事首尾よく済みました。」…
「お民、このお神酒は家じゅうでいただこうぜ…
「半蔵さん、この騒ぎは何事です。」…
「この前、京都から来た手紙には、こんなこと…
「とにかく、半蔵さん、」…
「旦那、」…
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