津波で満ち満ちた堤防を見て感じた恐怖

東北地方太平洋沖地震の際に、津波で海側が海水で満ち満ちた堤防をテレビで見て恐怖を感じた。

この恐怖の本質を考えた。

「満ち満ちている」ことは、永遠・無限を暗示する。

海水で満ち満ちた堤防から、私は、災禍の永遠・無限を感じ取ったのだ。

茂木 健一郎 : 思考の補助線 (ちくま新書, 2008) p.134.

 私たち人間が自分たちの卑小さを痛感するのは、「無限」に向き合うときである。