ポケモンGo」が、いかに社会に受入れられるかが、今後のその社会(国)の発展を示唆すると考えている。
私は「「ポケモンGo」は、要するにAR(拡張現実)だ。さらに言えば、何もないところに、価値を付与するプラットフォームだ。それは、VR(仮想現実)の世界につながっている。(関連用語: R-V(Reality-Virtuality)連続体基盤)
さて、米国を実用の社会、欧州を対話の社会だとして、日本はどうだろうか。
日本は、受容・融合の社会であると同時に、無関心の社会でもある。
一見、これらは矛盾するが、まとめると、各個人のなかで公私が分離されていると表現できる。端的に言うと「建前」と「本音」だ。公であるものは、公であろうとし、公としかつながらない。私であるものは、私であろうとし、私としかつながらない。
だから、サブカルチャーは発展するが、そうは言ってもサブカルチャーである。マスカルチャーは、○○省所管となり、そのトップの顔が見えない。
外圧に弱いのは、外圧に顔がないからだろう。外圧は公として認識され、公な分野に、大きな影響を与えるのだ。
「ポケモンGo」は、米国での利用者の様子を見るに、公の分野である。大勢の人が部屋に閉じこもるのではなく、太陽の下で「ポケモンGo」をするのだ。
ポケモンGO:政府が注意喚起 「みんなへおねがい♪」 – 毎日新聞
位置情報ゲーム「ポケモンGO」に関する注意喚起について 内閣サイバーセキュリティセンター
内閣サイバーセキュリティセンターから
ポケモントレーナーの
みんなへおねがい♪ロケット団だけでなく、みんなの行く手にはさまざまなトラブルが待ち受けています。
みんなが楽しくニコニコとゲームを楽しめるように、以下のことについて協力してね!
公である内閣サイバーセキュリティセンターが、公である「ポケモンGo」に対し、建設的な注意喚起をしたのは、うまい手であると考える。公である学校も、公である警察も、「ポケモンGo」に対し、建設的に動きやすくなったと考える。