「公共」宇宙と宇宙領土

「公共」宇宙と宇宙領土宇宙は「公共物」、すなわち大国により管制され、有事においては大国の私物である。

現在、宇宙は、制高に役立っている。すなわち、
 ・敵の情報をさぐる
 ・味方に有益な情報を提供する。やりとりの中継点になる
 ・敵に物質(例えば、爆弾)を送る
ことができる。

将来、宇宙は、資源の源にもなる。資源は権益を生み出す。そして、資源開発・採掘には、定住する人口が必要である。これは人口の受け入れの起点になる。

定住者は、周囲を監視する。また、権益と人口は、軍事力の発動の理由になる。特に、民間人の人命保護は、内政・外交共において、強力な根拠になる。また、一定規模の人口の受け入れが可能ならば、一定規模の軍、すなわち一定の戦闘を継続しうる軍の駐留が可能になる。

ここに、宇宙領域の領土化が始まる。領土化に成功した国は、そこから採掘される資源、そこに設置された製造設備、その製造設備の生産物を、最大限に利用できる。領土は「公共物」よりも、使いやすいのだ。

また、宇宙領土と地球上の本国の連携行為によって、「公共」宇宙の管制を、より効率的に実施できる。

関連:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です