2015年5月17日に実施された大阪市の特別区設置住民投票に関連して、大阪市が5つの特別区に分かれることによる効果として、住民の知的意識の活発化が挙げられます。
5つに分かれることにより、内からも外からも比較ができます。財政調整がされるものの、財政調整額がいくらなのかが、内からも外からも見えるのです。大阪市のなかで人知れず行われてきた調整が、人目に触れるかたちで行われるようになります。
知りたいことを知れ、
知られたいことを知られ、
知りたくないことを知れ、
知られたくないことを知られることが、特別区設置によるひとつの効果でした。