国民の防衛政策への関与の仕方を考える。
・安定した最高指揮官・最高指揮機関による指揮の統一
・戦略的(全体的・長期的)観点に立った判断 (時に、肉を切らせて骨を断つ判断)
・機密保持の必要性
を考慮するに、防衛政策に関する国民の意見をまとめる仕組みに、急進的な仕組みはそぐわない。
そこで、仕組みとしては従来からの仕組みを使用し、国民の強化が国の強化につながる、という考え方を基本に据える。
すなわち、国民の防衛・安全保障に関する素養を上げ、短慮・慢慮を排除し、また健全な民主主義を維持する中で、間接的に、政府の最高指揮の質と能力を高めて、複雑化する国際情勢に対処し、国民に安全と安定をもたらす国の継続的存立を実現する。
・国民においては、防衛・安全保障に関する素養の向上、短慮・慢慮の排除
・健全な民主主義 (多くの事例と検証を経ながら、改良していく)
・政府においては、最高指揮官・最高指揮機関としての資質に欠けることのないこと
・文民統制
・防衛省・自衛隊においては、よく現実に鍛えられ、よく教育され、よく考え、優れていること。