計算機(特にアナログ計算機)は、情報とエネルギーのつながりを明示する。
カテゴリー: 未分類
航空における操縦・制御の重要性
これを見ると、航空において操縦・制御がいかに重要かが分かります。
飛行機の開発において、ライト兄弟が採った方針は、不安定だけれど、だがそれ故に操縦しやすい機体でした。そして、グライダーで操縦術を修得してから、動力飛行の実験に取り組んだのです。
グライダーといえば、リリエンタールがいますね。リリエンタールは、グライダーで飛びまくりました *。
操縦者の重心移動により操縦する当時のグライダーには、大きな欠陥がありました。操縦者が反射的に体を動かすと姿勢を崩し墜落するのです。
人は高いところから落ちる時に、反射的に脚を地面に向けます。しかし、グライダーが正面から見て傾いた(ロール・ヨー・ピッチでいう、ロール回転)ときに、脚を地面に向けると、傾きはさらに大きくなり、墜落に至ります。脚は地面から離れた方向に向けるべきなのです。でも、人にはそれができないのです。
* リリエンタールは、グライダーでの飛行だけでなく、翼の実験装置を自ら作って研究もしています。リリエンタールの実験結果は、その後の飛行機開発者に使われました。もちろん、ライト兄弟にも (ただ、使い方を間違えて、少し遠回りをしました)。
加古川・篠山川と武庫川
JR加古川線は、加古川に沿っている。
加古川線を北上すると、終点2つ前の船町口駅の先からは、篠山川(船町口の北で、加古川に合流する)に沿い、福知山線との乗り換え駅・谷川駅、さらに福知山線の大阪方(東方)の丹波大山駅まで線路は篠山川と並行する。
篠山川は、さらに東に向かって上っていく。
対して、福知山線の大阪方は、南に進路をとる。福知山線は、さらに大阪方の草野駅付近からは、武庫川に沿う。
大昔、篠山川の上流は、武庫川に流れ込んでいた。その流路が篠山口付近で堰き止められ、その後、加古川に合流する現在の篠山川の流路ができた。
太古、武庫川と篠山川がおなじ川だった
篠山盆地をながれる篠山川がその大昔には、武庫川に向かって流れていました。(野村1984)
…
最終氷河期になるまでは、篠山川の水は武庫川に流れていましたが、傾斜が緩やかなため排水はよくありませんでした。
最終氷河期のとき、当野あたりの基盤岩が岩屑となって武庫川に堆積しました。そのため、流れは著しく悪くなりました。…
流れがとまり、排水の悪いときの堆積物が弁天黒土です。
篠山盆地全体の排水がわるくなり、各地に扇状地ができました。
そして、川代渓谷ができると、排水がよくなり、それまで盆地にたまった堆積物の侵食がはじまりました。
現在では、
・加古川水系の篠山川の上流の籾井川の上流
と、
・武庫川水系の羽束川の上流の天王川
は、大阪府能勢町の北端の天王峠で近接する。ここが、現在の加古川水系と武庫川水系の分水界である。
羽束川は、福知山線道場駅の北に広がる千苅水源池に流れこみ、その後武庫川に合流する。
ムーアの法則と仲間たち
遠藤 諭 : 神は雲の中にあらわれる 第122回 みんな〝ムーアの法則〟のせいなのさ!. 週刊アスキー, 2015/5/12-19号, p.146 (2015/ 4/28 発行・発売).
ムーアの法則 (Moore’s law) 18ヵ月で集積密度は2倍になる
クライダーの法則 (Kryder’s law) 13ヵ月でハードディスクの記憶密度は2倍になる
ニールセンの法則 (Nielsen’s law) 21ヵ月でネットの帯域幅は2倍になる
ビル・ジョイの法則 (Bill Joy’s law) 12ヵ月でプロセッサーの最大性能は2倍になる
ギルダーの法則 (Gilder’s law) 6ヵ月でネットのコミュニケーションパワーは2倍になる
鉱山化
鉱脈が見つかっても、開発して鉱山にして、はじめて利益をもって鉱石が手に入る。
鉱山化は本質的に重要である。
例1: ビジネスモデル
鉱山の例のひとつは、ビジネスモデルである。眠れる価値(ビジネスモデルなしでは、活用されない、あるいはお金にならずに使用される価値)をお金にする。 ビジネスモデルのおかげで、能力ある者が、金を稼ぎ、金を使い、人々が食っていける。
例2: 肥料
原始以来、落ち葉・糞尿から肥料が作成された。落ち葉・糞尿が肥料に変わる仕組みが「鉱山」である。
肥料の成分が化学的に解明され、リン鉱石から化学肥料が製造された。リン鉱石から肥料に変わる仕組みが「鉱山」である。
さらに、大気中の窒素ガスから化学肥料が製造された。エネルギーと空気が肥料に変わる仕組みが「鉱山」である。
例3: エネルギー
原始以来、木材からエネルギーが得られた。山がエネルギーに変わる仕組みが「鉱山」である。
石炭・石油などの化石燃料が掘り出されエネルギーが得られた。岩盤・砂漠がエネルギーに変わる仕組みが「鉱山」である。
さらに、今、水素をエネルギー媒体に利用する大規模な取り組みが始まっている。さまざまな今まで利用できなかったエネルギーを、水・水素を介して利用する仕組みが「鉱山」である。
補足:
肥料とエネルギーは、共に、
再生可能資源を用いた「鉱山」
↓
化石資源を用いた「鉱山」
↓
容易獲得物質を用いた「鉱山」
という歴史を歩み、或いは歩みつつある。
準惑星と太陽系小天体
情報とエネルギー
#人工知能 は確率を超越し、 #核兵器 はエネルギーの壁を超越する。 QT @elonmusk We need to be super careful with AI. Potentially more dangerous than nukes.(2014/8/3)
— TAKAGI-1 高木 一 (@takagi1) 2015, 3月 22
マクスウェルの悪魔 – Wikipedia [2014年10月29日 (水) 04:49 の版]
物理学者レオ・シラードは、1929年にマクスウェルのモデルを単純化して 1 分子のみを閉じ込めたシラードのエンジン(後述)と呼ばれるモデルを用い、 悪魔が同じ大きさの 2 つの部屋のどちらに分子があるかを観測するということにより、熱力学の単位で ΔS = k ln 2 だけのエントロピーが減少することを示した[1]。 ただし、k はボルツマン定数である。 この ΔS は現在 1 ビットと呼ばれている情報量に他ならない。 シラードの洞察は、元々気体運動に対して構築された概念であるエントロピーと、情報を得るということ、もしくは知識をもつということの間に深いつながりがあることを示し、また、ボルツマン定数とは実は情報量の単位と物理学の単位を変換する比例定数であることを明らかにした。 シラードは、全体の系のエントロピーは減少しないはずなので、悪魔が観測によって情報を得ることによってそれ以上のエントロピーの上昇を伴うだろうと結論した。
…
1961年、同じく IBM の研究者であったロルフ・ランダウアー(英語版)によって、コンピュータにおける記憶の消去が、ブリユアンの主張した観測によるエントロピーの増大と同程度のエントロピー増大を必要とすることが示されていた (ランダウアーの原理)[5]。 ベネットが甦らせた問題は、このランダウアーの原理と組み合わせることによってベネット自身により解決された(1982年)[6]。 エントロピーの増大は、観測を行なったときではなく、むしろ行なった観測結果を「忘れる」ときに起こるのである。 すなわち、悪魔が分子の速度を観測できても観測した速度の情報を記憶する必要があるが、悪魔が繰り返し働くためには窓の開閉が終了した時点で次の分子のためにその情報の記憶は消去しなければならない。情報の消去は前の分子の速度が速い場合も遅い場合も同じ状態へ遷移させる必要があり、熱力学的に非可逆な過程である。
お金を気持ちよく負担してもらうには
自動車に関するコストは、自動車の購入費と燃料費、有料道路通行費だけではない。(一般)道路の維持、公害対策、事故対策にもお金がかかる(:道路交通システムの負担)。
そのお金をいかに調達するか。
3つの原則が考えられる:
(1) 多く利用する者が多くを負担すべきである。
(2) 負担のために新たに生じる負担は、少ない方がよい。
(3) 初期費用に負担を求めないほうが良い。
負担を初期費用=自動車購入費 にかけると、自動車を新たに使用する者にとって障壁を高くすることになり、自動車交通の大きな系が停滞・萎縮する。
(2)は、つまり、費用の支払い回数は少ない方が良い、ということである。
〈自動車利用者の行動から自動的に負担額を計算し、一括で請求する仕組み〉も考えられるが、燃料購入時に負担を求める方法が簡潔であろう。よって、自動車燃料スタンドには、道路交通システムの負担を正しく、漏れなく集める能力がないといけない。
やったり、やらなかったり を、しない
学問の大禁忌(だいきんき)は作輟(さくてつ)なり。
学ぶために決してしてはならないことは、やったりやらなかったりすることである。
誠(まこと)の一字、中庸(ちゅうよう)尤(もっと)も明らかに之れを洗発す。謹んで其(そ)の説を考ふるに、三大義あり。一に曰(いわ)く実(じつ)なり。二に曰く一(いつ)なり。三に曰く久(きゅう)なり。
「誠」は『中庸』の中ではっきりと言い尽くされている。「誠」を実現するためには、実(実行)、一(専一)、久(継続)の三つが大切である。
関連:
反原則設計は充分意見を聞け ―― 株式会社タマディック 設計十訓
工学に貢献した4人の大科学者
森 博嗣 : 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS (講談社, 2009 〈Kindle 版。底本は、講談社文庫(2001)〉) No. 1948/7436.
なるほど、工科大学ならではの人選だ。八桁の数字ではなくて、四桁の数字が二つ繋がっていたのだ。それに気づけば簡単である。西暦、つまり、生誕と死去の年だ。 それは、工学に貢献した三人の大科学者を示している。 工学部には、電気、機械、化学、建築、土木、金属など、様々な学科がある。 各分野に共通する先駆者を、科学の発展史の中から選び出すとすれば、 この三人が順当なところだったのだろう。 たとえば他に、誰が挙げられるだろうか? ナビエ、クーロン、ラグランジュ、ベルヌイ、パスカル、 ストークス、それとも、アインシュタインか……。後年の人物になるほど、分野が専門化するため偏ってしまう。
小説の架空の大学「M工業大学」の正門やモニュメントには、8桁の数字が合わせて3つ刻まれている。
モデルになった名古屋工業大学には、8桁の数字が合わせて4つ刻まれている。
雑記: 2004年2月19日 ~ 2004年4月26日 #2004-02-20-Fri 森博嗣「数奇にして模型」 (抜粋引用: TAKAGI-1 たんぶら 2014/10/20)
センター試験の願書を入手しに名工大に行った時(調べると1999年10月19日)、 8桁の数字は見つかったけど、3つではなく4つあった。 4つ見つけるまで、モデルになった場所に行けば答えはわかるのだと思っていた。 名工大の方に刻まれていたのは、 レオナルド・ダ・ヴィンチ、 ガリレオ・ガリレイ、 デカルト、 ニュートン の生没年だった。
即ち、
14521519 レオナルド・ダ・ヴィンチ – Wikipedia
15641642 ガリレオ・ガリレイ – Wikipedia
15961650 ルネ・デカルト – Wikipedia
16421727 アイザック・ニュートン – Wikipedia