観光業は、観光スポット(名所・旧跡)のマネタライズ(金銭的利益を生むこと。その具体的方法は、観光客の消費行動である)と、それによる観光スポットの運営費用捻出の安定化を実現する。
これと、付近住民による理解を合わせることによって、観光スポットを保護・整備・運営することができる。
観光スポットは、観光客に、新たな知識・感性(による思考・意識の多様化)及び記憶を与える。
また、付近住民は、観光スポットがもつ良い属性を、付近住民自らの属性にできる。人の状態は、気持ちの持ち方によるところが大きい。観光スポットは、良い気持ちの持ち方を供給するのだ。
これが、地元住民にとって、過度に商業的でない観光業の効用である。
ここで重要になるのが、地元住民が観光スポットがもつ良い属性を知っていることである。すなわち、観光スポットがもつ意味が、分かりやすく提供されていなければならない。
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