震災: 原発事故、科学と報道

震災: 原発事故、科学と報道東北の震災から、6年が経ちました。

当時の Tweet です:

原発事故報道への問題認識は、その後、科学コミュニケーションへの関心・取り組みにつながりました。

「科学と科学好きと社会を結ぶ」交通路“Intercity Science”開通

私は、2009年の事業仕分けにおけるスパコンに対する「2位じゃダメなんでしょうか」、2011年の震災での原発事故に関する報道(人体へのリスクは積算値で論じられるべきなのに、時間あたりの値で論じられた)に触れて、科学コミュニケーションの重要性を感じていました。

それが、今年2014年のSTAP細胞問題(科学から離れた話題の蔓延)により、いよいよ科学コミュニケーションの一助になる仕組みの作成が必要だと考えるようになりました。

さて、今となっては、積算線量(:マイクロSv単位)を、報道する第一の値にするのは、不適当であると考えています。

理由は、以下です:

・状況の回復・悪化を判別するためには、時間当たり線量(:マイクロSv/h単位) が直接的である (安心させる数値・放射線対策の効果が分かる数値は、時間当たり線量である)。

・積算線量は、モニタリングポストに常時いる人間の外部被曝量になる。人は放射線遮蔽物のなかに移動することができるし、その反面 内部被曝をする。積算線量は、個々の人の健康被害の度合いを代表しない。

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