ネタバレ注意
緑川イチローがつくろうとした、全人類を対象にした 他者を完全に理解できる「ハビタット世界」。
社会を知った緑川ルリ子はこれを拒否し、「地獄」だと表現した。
一方で、緑川ルリ子は、緑川イチローと本郷猛と、仮面ライダー(1号)のマスクの中に生きることを望んだ。ハビタット世界の小型版である。
SNSの知名度が上がり、利用者が増えるにつれ、治安が悪くなるのと似ている。
『シン・仮面ライダー』(2023)は、『新世紀エヴァンゲリオン』の人類補完計画に、スケール(:規模)の視点を持ち込んだのだ。