法は経験で且つ精神

「サイコパス」22話・完璧な世界

悪人を裁けず、人を守れない法律を、何でそうまでして守り通そうとするんだ? ――

法が人を守るんじゃない、人が法を守るんです。

これまで、悪を憎んで正しい生き方を探し求めてきた人々の思いが、その積み重ねが、法なんです。

それは、条文でもシステムでもない。

誰もが心の中に抱えてる、脆くて かけがえのない思いです。

怒りや憎しみの力に比べたら、どうしようもなく簡単に壊れてしまうものなんです。

だから、より良い世界を作ろうとした過去全ての人たちの祈りを、無意味にしてしまわないために、それは最後まで頑張って守り通さなきゃいけないんです。

諦めちゃいけないんです。

システムの運営に、未知の乱れを内在させる

システム化により既知の乱れが除かれた世界では、未知の乱れが既知の乱れに邪魔されないため、未知の乱れが支配的になりがちである。

これに対抗するため、システムの運営に、未知の乱れを内在させる。

発想の元:
「サイコパス」20話・正義の在処