「欅坂46」ナチス風衣装問題は「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」の文脈で考えるべき

「欅坂46」ナチス風衣装問題は「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」の文脈で考えるべきアイドルグループ「欅坂46」のナチス風衣装が問題になっています。この衣装は、彼女たちの歌「サイレントマジョリティ」をイメージした衣装のようです:


歌詞 サイレントマジョリティー – 欅坂46 – 歌詞 : 歌ネット

(閑話休題: どうして「No! と言いなよ! サイレントマジョリティ」なのか、どうして「何か言いなよ! サイレントマジョリティ」ではないのか、が私が歌詞について疑問なところです。関連: 反対だけでなく、賛成も表明しよう)

歌詞は、反・管理社会=反・社会主義=反・〈日本の戦前・戦中の統制派革新官僚の思想〉です。ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)風衣装という発想は、選択肢の一つとして必然でしょう。

サイレントマジョリティとナチスというと、この詩が想起されます:

マルティン・ニーメラーの言葉に由来する「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき – Wikipedia [2016年11月13日 (日) 09:46 の版]

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

この詩は、反・ナチス風衣装を意味しません。むしろ「彼らが最初に欅坂46を攻撃したとき、」と読めるのです。

初出:
Facebook 2016/11/ 6

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