「淀みに浮かぶうたかた」と災害

「淀みに浮かぶうたかた」と災害「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」。

鴨 長明 の「方丈記」は、「枕草子」「徒然草」と並び日本三大随筆にあげられる。

その「方丈記」は、序と結びを含めて、13節から成る。その第2・3・5・6節が災害に関する記述である。日本人の心の記述を支える文章の3分の1が、災害に関するものなのだ。

第2節 安元の災害 (1177年の大火)

第3節 治承の旋風 (1180年の竜巻)

第5節 養和の飢饉 (1181~82年の飢饉)

第6節 大地震 (1185年の地震[文治地震])

初出:
Facebook 2016/10/27

「「淀みに浮かぶうたかた」と災害」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です