来る2015年 5月17日、20歳以上の大阪市民を有権者に特別区設置住民投票(大阪都構想に関する住民投票)が実施されます。
私は、大阪市民ではありませんので住民投票の投票をできません。しかし、大阪府に生まれ育ち、中学・高校は大阪市営地下鉄に乗って、大阪市内の学校に通いました。現在でも関西在住で、海外に行くときは関空を使います。海外の空港で観光マップを広げ、大阪行きの飛行機を嬉々として待つ外国人母娘や、梅田の街なみを、驚きをもって写真に撮る外国人観光客の姿を見ると、「楽しんでいってほしい、大阪にはそれが可能だ」と思い、また同時に大阪を誇りに思います。このため、大阪都構想そして住民投票に関心を寄せています。
このたび、特別区設置協定書に反対の立場をとる、藤井 聡氏の「大阪都構想が日本を破壊する」「大阪都構想が日本を破壊する」を読み、同書の内容にいくつかの異論・反論を持ちましたので、それをまとめます。
1-1. 大阪都は西日本を引っ張る都市を志向している
1-2. 超大型プロジェクトは、大阪都でも実現できる
1-3. 超大型プロジェクトは、大阪都の方がうまく実現できる
・1-3-1. 他と連携し、リーダーであるために、一本化された大阪都
・1-3-2. 直接的な成果も動機にしながら、都域全体にわたり行動する大阪都
2-1. 東京23区は東京市に戻ることを望んでいない
2-2. 大阪都によって住民自治は増える