私見。仮説。
共産主義政権では、資本の裏付けがない指導者が生じる。さらに、資本量という現実における成功度合いを映す鏡をもたないため、現実における成功に関する知見に乏しい。また、規範である共産主義をそのような人々が支配的に扱うため、規範である共産主義は、現実における成功から乖離し、改良されず、現実における成功をもたらさない。
その結果、共産主義政権では、指導者は、現実における成功に関して物知両面にわたり裏付けをもたない。指導者の地位は不安定になり、低くなる。その結果、指導者は、民の地位をより低くしようとする。
対して、共産主義でない政権では、指導者が現実における成功に関して物知両面にわたり裏付けをもつので、その地位は安定で、高くなる。そのような指導者は、民の地位が高くなることを許容する。そして、指導者と民の間の戦略的状況(主体同士の相互作用状況)によって、民の地位が高くなるのである。
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