「便利さだけではなく」、人工知能業界の特徴

2016/12/25 に放送された NHK 『サキどり』「新ビジネスのサキどりさん それからスペシャル」」。

この番組の中で、人工知能開発会社「株式会社 Preferred Infrastructure」の副社長が語った「便利さだけではなく、安全・安心のために」という言葉は、人工知能業界が深くもつテーマなのだろう。

NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(2016/ 5/15放送)において、イギリスの人工知能学者デミス・ハサビスは、こう語っています: 「私が目指すのは、何でもできる「究極の人工知能」です。実現すれば科学を急速に進歩させ、社会のあらゆる問題を解決できるでしょう」。

「Preferred Infrastructure」が開発している人工知能は、特定の目的に特化した「専用AI」ではあるが、基調にあるもの、特に「便利さだけではなく」の部分は、同じに感じる。[それは、インターネットにも(かけられた|かけられており)、(実現された|実現していない)期待にも似ているが]。

補足:
「専用AI」と「汎用AI」を区別する考え方は、オバマ米大統領 も言及している。

初出:
Facebook 2016/12/25

「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」まとめ

NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(2016/5/15放送):

「将棋が強くなるということは、たくさんの手を考えなくて済むようになること」―― 羽生 善治 三冠

3つの知性

NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(2016/5/15放送)において、イギリスの人工知能学者デミス・ハサビスは、こう語った: 「私が目指すのは、何でもできる「究極の人工知能」です。実現すれば科学を急速に進歩させ、社会のあらゆる問題を解決できるでしょう」。

感情地図

関連:
「将棋が強くなるということは、たくさんの手を考えなくて済むようになること」(by羽生善治) : バーリトゥード日記

【NHKスペシャル】天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る|じゅにあのTV視聴録

感情地図

NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(2016/5/15放送)において、「Pepper (ペッパー)」の試作機(特別仕様)が紹介されていた。

この試作機は、状況に応じてホルモンに相当する7種類の数値が変化し、その組み合わせで人間のような複雑な感情を作り出そうとしている、とのことだった。

  「感情地図」
  ITpro Report – [脳に挑む人工知能13]なぜロボットに感情が必要なのか、ソフトバンクの熟慮(下):ITpro

  PST: 定量精神分析研究の動向

「感情地図」は、心理学辞典などから抜き出した約4500語の感情表現を、英訳出来た限界である223のジャンルにわけ、それを円形のダイアグラムにまとめたものです。

さらに、脳内伝達物質、ホルモンなどと情動の関係を、論文調査によりマトリックスにまとめることで、その構造を明らかにしました。そうして得られた、脳と「感情地図」との関係を図示したのが下の図です。

私は、大学 1回生のときに、AIBOに心はあるか という(拙い)レポートを書いたが、その時は、内部変数が生み出すのは人為的に単純化された感情もどきであった。

現在は、調査に基づいて、ヒトの感情のモデル化ができている。

しかし、内部変数を(主には) 7つしか使わないので、AIBO と、仕組みはあまり変わっていないのだろう。

関連:
【神崎洋治のロボットの衝撃 vol.27】人工知能ロボット「Pepper」の感情生成エンジンのしくみとメカニズム | ロボスタ