NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(2016/5/15放送)において、「Pepper (ペッパー)」の試作機(特別仕様)が紹介されていた。
この試作機は、状況に応じてホルモンに相当する7種類の数値が変化し、その組み合わせで人間のような複雑な感情を作り出そうとしている、とのことだった。
「感情地図」
ITpro Report – [脳に挑む人工知能13]なぜロボットに感情が必要なのか、ソフトバンクの熟慮(下):ITpro
「感情地図」は、心理学辞典などから抜き出した約4500語の感情表現を、英訳出来た限界である223のジャンルにわけ、それを円形のダイアグラムにまとめたものです。
さらに、脳内伝達物質、ホルモンなどと情動の関係を、論文調査によりマトリックスにまとめることで、その構造を明らかにしました。そうして得られた、脳と「感情地図」との関係を図示したのが下の図です。
私は、大学 1回生のときに、AIBOに心はあるか という(拙い)レポートを書いたが、その時は、内部変数が生み出すのは人為的に単純化された感情もどきであった。
現在は、調査に基づいて、ヒトの感情のモデル化ができている。
しかし、内部変数を(主には) 7つしか使わないので、AIBO と、仕組みはあまり変わっていないのだろう。
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