強力な力を利用するには、
・強固な連結器
・応力緩和装置
・制御装置
が必要である。
機関車牽引の列車において、それぞれの役割を果たすのは、以下のとおりである。
・強固な連結器 : 機関車-客車の間の連結器
・応力緩和装置 : 客車、座席シート
・制御装置 : 運転手と機関車の制御装置
強力な力を利用するには、
・強固な連結器
・応力緩和装置
・制御装置
が必要である。
機関車牽引の列車において、それぞれの役割を果たすのは、以下のとおりである。
・強固な連結器 : 機関車-客車の間の連結器
・応力緩和装置 : 客車、座席シート
・制御装置 : 運転手と機関車の制御装置
回転機械は、エネルギーの輸送において効率がよい。
回転軸は連続運動をし、また空間を有効利用する。
私の中で科学は技術化した。
I氏によれば、技術とは、(特別な能力をもっていない人でも、特別な訓練を受けていない人でも)誰にでも同じ物を作れるようにすることである。
つまり、人による物事の実現に関して、個人の能力を高める教育とは全く逆のアプローチなのである。
茂木 健一郎 : 思考の補助線 (ちくま新書, 2008) p.207.
研究を行う者が天才であろうが、秀才であろうが、そのような人物としての特性にはかかわらずに、ある方法論に従ってさえいれば、収集するデータの有効性や理論の普遍性が担保される。天才がやらなければ成功しないというような実験には科学としての意味はない。どんなに平凡な人間でも、性格の悪い人でも、善意に満ちた人も、あるプロコトルに従って操作さえすれば、同じ結果が出る。これが、科学という知的営為の偉大なる大前提である。
「仕事」に関する投稿は、2011年 4月 1日以前において、こちらのブログに投稿していました。
橋本 毅彦 : 描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界 (東京大学出版会, 2008) pp.163-164.
ゲーテは、ハワード [:ルーク・ハワード Luke Howard (1772-1864)]の雲の分類論とその変容の理論に注目した。一八二〇年に「ハワードによる雲のかたち」という論文を著し、そこでハワードの雲の分類論を解説し、さらに彼を讃える詩を寄せた。…
層雲
鏡のごとき水面より / 靄[もや]の絨毯湧き上がり
続いて月も上りきて / 霊が霊になるごとく
自然よ、そのときわれらみな / 喜び急ぐ子供なり
靄は山へと立ち登り / 筋広々と重なりて
中位の雲は滞り / 雨にも空気にもなれり積雲
そしてさらなる高空へ / 空気豊かに集められ
雲高々と積み上がり / 力強くもそびえ立ち
かくて恐れつ体験す / 上轟きて下震う巻雲
さらに気高き一撃の / 天より軽く放たれる
群れ小片に解けほどけ / 子羊ごとく集まれる
下より流れ生まれきて / 父の手と膝ぬらしゆく雨雲
高々積み上げられしもの / 大地の力に引かれおり
激しき雷雨に姿変え / 大群となり散りゆくは
能動受動の地の定め! / まなざし高く登りゆき
言葉降りて記される / 心は空に漂えり
橋本 毅彦 : 描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界 (東京大学出版会, 2008) p.160.
羊の群れのごとき巻積雲を描写したロバート・ブルームフィールドという詩人の詩「農夫の少年、冬」を、ハワード [:ルーク・ハワード Luke Howard (1772-1864)]は引用する。
漂う雲のその上の / (さらに彼方は静穏で)
雲の山並み外れ雲 / 雪の白さと端正さ
東西広く限りなく / 動かぬ群れの美しさ
驚く胸に響く名は / 永久に偉大な羊飼い
強度が必要な品物を山形鋼(アングル、L字型鋼)を利用してつくる設計において重要なことは、
L型の鉛直辺を削らないこと
である。
山形鋼の強度は、鉛直辺によって実現されている。強度が必要な部分において、鉛直辺を削ってしまったら山形溝を使う意味がない。
逆に言えば、鉛直辺をどこに配置するかが一番最初に決まるのだ。
鉛直辺 * と干渉してはいけない領域を計画図上に描いていく。そして、隙間を縫うように平行な2線を描けば、そこにL型の鉛直辺を収めればよい。
ここで重要なのは、
L型の鉛直辺の肉厚は、多少薄くてもよい
ということである。
肉厚 t を減らしても、辺の長さ h を長くすればよい。断面係数 Z は、t の1乗、hの2乗に比例するのだ。
* L型内角のRはこの時点では考慮しなくてよい。
Twitter / @TAKAGI-1 高木 一: 設計とは、要求性能を大きさ・形・材質の組み合わせに変換する逆解析である。逆解析手法が貧弱であるため、設計では仮に置いた設計解から性能を予測する行為が繰り返し行われる。 (2010/ 3/14 9:30pm)
私が今日主張したいのは、設計の本質的な情報変換の流れ Input → Output は、あくまで、
要求性能 → 大きさ・形・材質の組み合わせ(を描き・書き表わした図書)
であるということだ。
仕事としての設計において、性能予測の回数は少なければ少ないほどよい。
● 無益・無意味と思われることでも記載すること。
● 感覚器そのままではなく、何らかの手段を使って観察すること。
これらは、次の一連の知的作業の始まり(1)になる。
(1) 感覚器・工業的手段、或いはこれらの組み合わせによって観察して、記載する。
↓
(2) 記載を分類する。
↓
(3) 一般化された記載事象が現れる条件を見いだすために実験する。
↓
(4) 条件と記載を合理的に繋げられる理論を推定し検証する。
条件と記載の関係が分かれば、記載から条件を知ることができる*。記載に含まれる「暗号」を解読して、ヒトが知ることができるのだ。
十分に確からしい理論が得られれば、多くの記載と条件の関係をヒト語で表現でき、それをヒトは理解できる。また、宇宙の道理をヒト語で表現し、ヒトが知ることができる状態への道が一歩進む。
* 論理的にはそうは言い切れない。しかし、記載が多くの情報をもっている場合には、条件から記載を高い確度で推測できるだろう。
初出:
2011/2/27 2:18am
2011/2/27 7:29pm
2011/2/27 7:30pm
2011/2/27 7:52pm
これらは、橋本 毅彦 : 描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界 (東京大学出版会, 2008) p.142~「鉄の結晶」、p.150~「冬の華」などを読みながら書いた。
2011/3/21追加:
原発周辺 放射線量モニター
エクセル・CSV形式で福島原発の時系列線量率データを公開――奥村 晴彦 三重大学教育学部教授 (ReadMe)
2011/ 3/23追加:
全国の水道の放射能濃度一覧