パンジャンドラムと高圧放水ポンプ

パンジャンドラムは、連合国軍が第二次世界大戦の西部戦線における大西洋の壁を突破するために、イギリス軍により開発されていた。

4:15~

第四次中東戦争(ヨム・キープル戦争)で、スエズ運河の土塁をエジプト軍が突破するために使った高圧放水ポンプと同じ目的である。

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 スエズ運河の東岸には運河建設時の掘開土が積まれており、これが高さ10~20メートルあり、これを排除して通路をつくる必要がありました。イスラエル軍はエジプト軍は渡河に12~24時間かかると計算しておりました。これはエジプトのとある工兵中尉が放水を提案したところ、成果が良好なため、短時間に土砂を処理する算段がつきました。エジプトは西ドイツに特注した高圧放水ポンプ100基を購入しました。1基3万マルク(約300万円)だったそうです。結果、スエズ東岸の掘削はわずか9時間で完了し、幅7メートルの車両用通路を60箇所も開けました。このようにして、イスラエルはエジプトの奇襲を許してしまいました。

水素チャンネルニュース 第89回 2020年12月12日号

水素チャンネルニュース
第89回 2020年12月12日号

この番組は、水素エネルギーに関するニュースをお伝えするラジオ番組です。

お聞きいただきまして、ありがとうございます。アナウンサーの新浜メチスです。

今回は、およそ2020年12月5日から12月12日までのニュース、記事26本です。では、スタートです。

次の3本の記事は、同じニュースです。
【1】12月9日のITmedia ビジネスオンライン。「トヨタ、新型「MIRAI」発売 航続距離は850キロに、空気をきれいにする機能も」引用、トヨタ自動車は12月9日、燃料電池車(FCV)の「MIRAI(ミライ)」をフルモデルチェンジして発売した。( https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2012/09/news107.html )

【2】12月9日のasahi.com。「2代目ミライ、採算見通しは? トヨタ技術トップに聞く」( https://www.asahi.com/articles/ASND936QXND7OIPE026.html )

【3】12月10日のasahi.com。「「脱炭素」社会、FCVが加速 トヨタ、新型ミライ発売」( https://www.asahi.com/articles/DA3S14725886.html )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【4】12月10日のResponse.jp。「【トヨタ MIRAI 新型】水素社会の本格的な出発点に…FCシステムを幅広い分野に外販」( https://response.jp/article/2020/12/10/341159.html )

【5】12月11日の47NEWS。「トヨタ系部品各社 水素技術、ミライに結集 航続距離3割増実現  外販も視野に」( https://www.47news.jp/5592232.html )

次のニュースです。

【6】12月11日の日刊自動車新聞 電子版。「愛知製鋼、高圧水素用ステンレス鋼が新型「ミライ」に採用 コスト削減 切削性も向上」( https://www.netdenjd.com/articles/-/242263 )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【7】12月11日のAUTOCAR JAPAN。「【新型ミライのFCシステム搭載】トヨタ、米国LA港プロジェクトで新型の燃料電池大型商用トラックを初公開」( https://www.autocar.jp/post/607469 )

【8】12月12日のYOMIURI ONLINE。「トラックも水素で走る時代に…トヨタの新型「ミライ」と同システム搭載」引用、トヨタ自動車は11日、水素を使って走る燃料電池トラックの新型車を発表した。市販時期は未定だが、将来的な水素利用の拡大に向けて、米ロサンゼルス市港湾局が進める貨物輸送の実証実験に参加する。( https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201212-OYT1T50114/ )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【9】12月7日のNHKニュース。「次世代エネルギー「水素」普及へ 88の企業が新団体設立し連携」( https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201207/k10012750381000.html )

【10】12月7日のLNEWS。「川崎汽船/水素バリューチェーン推進協議会に参画」引用、「水素バリューチェーン推進協議会」は…9社が準備委員会を立ち上げ、会の設立に向けて準備を進めていた。今回、理事委員である同9社に会員企業87社が加わり、会が立ち上がった。( https://www.lnews.jp/2020/12/m1207405.html )

次のニュースです。

【11】12月11日のasahi.com。「「究極のエコカー」水素補給は県外で 四国で普及進まず」( https://www.asahi.com/articles/ASNDB6WBRND7PTLC00R.html )

【12】12月10日の日本経済新聞。「日鉄、50年に温暖化ガス排出ゼロ 水素利用や電炉導入」引用、日本製鉄は2050年に温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする方針を決めた。20年度中に作成する長期の環境経営計画に盛り込む。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQODB105TM0Q0A211C2000000 )

【13】12月11日の日本経済新聞。「水素製鉄法とは 石炭の代わりに水素利用、CO2削減」( https://www.nikkei.com/article/DGXKZO67223640R11C20A2EA2000 )

【14】12月11日の東洋経済オンライン。「「水素」「EV」で急速に国策が動き出したワケ 橘川教授が語る「日本版脱炭素化の見取り図」」( https://toyokeizai.net/articles/-/395122 )

【15】12月12日の日刊自動車新聞 電子版。「自民議連、梶山経産相へ水素利用拡大提言 戦略政策拡充求める」引用、自民党の水素社会推進議員連盟(小渕優子会長)は10日、水素利用の拡大に向けた提言を梶山弘志経済産業相に手渡した。( https://www.netdenjd.com/articles/-/242301 )

【16】12月10日のオルタナ。「「環境に良い水素」と「悪い水素」がある」( https://www.alterna.co.jp/33923/ )

次の3本の記事は、同じニュースです。
【17】12月10日の日本経済新聞。「富山のアルハイテック、アルミ合金から水素 トヨタ協力」( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJB102S50Q0A211C2000000 )

【18】12月11日の北国新聞。「アルミ粉から水素製造 アルハイテック トヨタと装置」引用、アルハイテックは10日、トヨタ自動車と協力し、工場から発生するアルミ合金の削り粉を原料に水素を製造する装置の開発に着手したと発表した。( https://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20201211303.htm )

【19】12月12日の中日新聞。「アルミ削り粉→水素生成、富山・高岡のベンチャー開発 トヨタが協力」( https://www.chunichi.co.jp/article/168983 )

次のニュースです。

【20】12月11日の時事ドットコム。「ニュースケール・パワー、77MWeのモジュール式クリーン水素生産に関する最新の評価結果を発表」( https://www.jiji.com/jc/article?k=20201211005165&g=bw )

【21】12月10日の日本経済新聞。「豪、「グリーン水素」量産へ 4社連合が年175万トン計画」引用、豪マッコーリー・グループ系の投資会社など4社で構成する企業連合が、原発6基分の発電所燃料に相当する年175万トンの生産を目指す。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM025ZY0S0A201C2000000 )

【22】12月7日の日本経済新聞。「岩谷産業牧野会長「規制緩和で水素ステーション普及へ」」( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD0760O0X01C20A2000000 )

【23】12月8日の日本経済新聞。「岩谷産業、年初来高値 水素に期待」( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD083SJ0Y0A201C2000000 )

【24】12月7日のYOMIURI ONLINE。「【独自】地球にやさしい「水素航空機」開発、経産省が国内企業を後押し」( https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201207-OYT1T50158/ )

【25】12月7日の日本経済新聞。「福井・敦賀に水素の製造発電拠点 再生エネで産業育成」引用、福井県敦賀市は再生可能エネルギーを使って水素をつくり、発電したり燃料電池車(FCV)に充填したりする水素マルチステーションを11月に開設した。( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJB0279T0S0A201C2000000 )

【26】12月7日の環境ビジネス。「川崎重工、世界初の液化水素荷役実証ターミナルを納入 HySTRA向けに」( https://www.kankyo-business.jp/news/026743.php )

ニュースは、以上です。

今回お届けしました記事へのリンクは、動画の説明欄をご覧ください。

最新ニュースへのアクセスと2000年からの過去ニュースの検索は、Webサイト 水素チャンネルへ。
アドレスは、https://takagi1.net/h2
たかぎいちドットネットスラッシュエイチツー です。

次回は、12月19日 土曜日の予定です。また、お会いしましょう。
お相手は、新浜メチスでした。
バイバイ。

水素チャンネルニュース 第88回 2020年12月6日号

水素チャンネルニュース
第88回 2020年12月6日号

この番組は、水素エネルギーに関するニュースをお伝えするラジオ番組です。

お聞きいただきまして、ありがとうございます。アナウンサーの新浜メチスです。

今回は、およそ2020年11月28日から12月6日までのニュース、記事11本です。では、スタートです。

次の3本の記事は、同じニュースです。
【1】12月3日の日本経済新聞。「神戸に世界初の液化水素荷役施設 川重が納入」( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66964420T01C20A2LKA000 )

【2】12月4日の神戸新聞。「液化水素貯蔵タンクが完成 川重、神戸空港島に」( https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202012/0013912449.shtml )

【3】12月4日のNNA.ASIA。「川重が世界初の輸入ターミナル、豪水素向け」引用、川崎重工業は3日、…、世界初の液化水素輸入実証実験ターミナル「Hytouch(ハイタッチ)神戸」を納入したと発表した。( https://www.nna.jp/news/show/2125993 )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【4】12月1日の日本経済新聞。「三菱重工、米国の水素製造スタートアップに出資」引用、出資したモノリスは、天然ガスなどに多く含まれるメタンから水素と固体炭素を取り出す「プラズマ熱分解」と呼ぶ先進技術を持つ。( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66826990Q0A131C2000000 )

【5】12月2日のジェトロ 日本貿易振興機構。「三菱重工、メタンから水素と固体炭素を取り出す革新的技術を持つ米国モノリスに出資」( https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/12/06d3c0f59b5aa05e.html )

次のニュースです。

【6】11月30日の日本経済新聞。「双日、水素を液体化して安定輸送 中国で実証実験」引用、水素を有機溶剤の一種であるトルエンと反応させて液体化し、安定した状態で運ぶ。( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66803850Q0A131C2XQ9000 )

【7】11月30日の日本経済新聞。「マクドナルドの廃プラから水素 昭和電工、川崎で実証」引用、昭和電工は30日、日本マクドナルドと川崎市と連携し、廃プラスチックから化学品を作る「ケミカルリサイクル」の実証事業を始めると発表した。( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66811150Q0A131C2TJ1000 )

【8】12月3日の株探。「那須鉄は一時S高、化工機などと水素吸蔵合金を用いた水素ガス高圧化の実証に成功」( https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202012030506 )

【9】12月1日の日本経済新聞。「水素の環境価値、価格に反映を 橋本道雄氏」( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66802270Q0A131C2SHE000 )

【10】11月29日のNHKニュース。「脱炭素に向け 水素船開発の動き」引用、水素船の開発に動き出したのは、関西電力や大阪に本社がある大手ガス会社の「岩谷産業」、それに大阪の名村造船所などのグループです。( https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201129/2000037871.html )

【11】12月2日のジェトロ 日本貿易振興機構。「シーメンスとドイツ鉄道、水素電車の試験運行で協力(ドイツ)」引用、試験走行は「H2goesRail」と名付けられ,2024年から1年間,ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州のチュービンゲン市周辺で実施( https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/12/2ca7038e1ac8f604.html )

ニュースは、以上です。

今回お届けしました記事へのリンクは、動画の説明欄をご覧ください。

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バイバイ。

水素チャンネルニュース 第87回 2020年11月29日号

水素チャンネルニュース
第87回 2020年11月29日号

この番組は、水素エネルギーに関するニュースをお伝えするラジオ番組です。

お聞きいただきまして、ありがとうございます。アナウンサーの新浜メチスです。

今回は、およそ2020年11月21日から11月29日までのニュース、記事15本です。では、スタートです。

次の2本の記事は、同じニュースです。
【1】11月25日の時事ドットコム。「水素旅客船を万博で実用化へ 岩谷産業が関電などと開発」( https://www.jiji.com/jc/article?k=2020112500947&g=eco )

【2】11月26日のITmedia スマートジャパン。「水素で動く旅客船、日本企業らが2025年の大阪万博で実用化へ」( https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2011/26/news040.html )

次のニュースです。

【3】11月10日の新・公民連携最前線 PPPまちづくり。「敦賀市に「再エネ水素ステーション」、電力も供給」引用、東芝エネルギーシステムズは11月5日、…「H2Oneマルチステーション」の1号機を福井県敦賀市に開所したと発表した。( https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/111001767/ )

【4】11月28日のResponse.jp。「ENEOS、CO2フリーで水素製造…実証事業を実施、水素ステーションで活用へ」( https://response.jp/article/2020/11/28/340750.html )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【5】11月26日の日本経済新聞。「三菱重工、豪州で水素製造に参画 現地企業に出資」引用、三菱重工業は26日、オーストラリアで水素やアンモニアの製造などの事業を手がける現地企業に出資したと発表した。( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66660660W0A121C2XA0000 )

【6】11月27日の環境ビジネス。「三菱重工、豪州でグリーン水素・アンモニア事業に参画 日本への輸出も視野」引用、Hydrogen Utility社のホールディング会社(持株会社)である「H2U Investments」へ出資し、同社の事業検討に参画することで合意( https://www.kankyo-business.jp/news/026677.php )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【7】11月28日の鉄道チャンネル。「 水素 燃料電池の国内最大 技術集積地――山梨県、リニア中央新幹線 新駅の南で開発すすむJRの超電導フライホイール蓄電システム実証機」( https://tetsudo-ch.com/10949673.html )

【8】11月26日のUTYテレビ山梨。「最先端の取り組みアピール 水素エネルギー研究機関 紹介ツアー」( http://www.uty.co.jp/news/20201126/8336/ )

次のニュースです。

【9】11月24日の日本経済新聞。「川重、原子力事業から撤退 水素に人材振り向け」引用、川崎重工業は24日、原子力関連の事業から撤退すると発表した。…水素技術の開発に人員を振り向ける。( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66578960U0A121C2916M00 )

【10】11月25日の日本経済新聞。「豊通、米ロス港で水素供給へ 運搬機向け事業化調査」( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66618600V21C20A1L91000 )

【11】11月15日の福島民友新聞社 みんゆうNet。「「水素社会」福島からモデル パイプライン敷設など構想語り合う」引用、本県での水素エネルギーの可能性などをテーマにしたパネル討論会が14日、いわき市で開かれ、( https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201115-557819.php )

【12】11月17日の環境ビジネス。「豊田通商、小型燃料電池大手・独SFC社と日本独占販売契約を締結」出力容量500W以下 >風力発電所を建設する前に行われる風況調査に使用する風況観測装置(ドップラーライダー)の電源に多く利用されている。( https://www.kankyo-business.jp/news/026593.php )

【13】11月23日のFuelCellsWorks。「ドイツ鉄道シーメンスが地元の水素列車試験を開始」( https://fuelcellsworks.com/news/siemens-deutsche-bahn-launch-local-hydrogen-trains-trial/ )

【14】11月25日のSankeiBiz。「国家間で“水素戦争”50年までに7000億ドル市場に 覇権争い欧中が火花」( https://www.sankeibiz.jp/macro/news/201125/mcb2011250600001-n1.htm )

【15】11月22日のNHKニュース。「“ル・マン”に水素カー部門 進むか “脱ガソリン”の技術革新」( https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201122/k10012726421000.html )

ニュースは、以上です。

今回お届けしました記事へのリンクは、動画の説明欄をご覧ください。

最新ニュースへのアクセスと2000年からの過去ニュースの検索は、Webサイト 水素チャンネルへ。
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次回は、12月5日 土曜日の予定です。また、お会いしましょう。
お相手は、新浜メチスでした。
バイバイ。

【朗読】水は未来の石炭なんだ ―― ジュール・ヴェルヌ『神秘の島』(1874年)【新浜メチス】

水は未来の石炭なんだ を動画にしました。

* * *

こんにちは、新浜メチスです。

『神秘の島』は、フランスの作家ジュール・ヴェルヌが1874年に発表した冒険小説です。

ジュール・ヴェルヌといえば、『海底二万里』が有名ですが、『海底二万里』のノーチラス号のネモ船長は、『神秘の島』の作品のなかで息を引き取りました。

さて、1874年、日本の明治7年の作品である『神秘の島』の中には、水素エネルギーに関する記述があり、国際水素エネルギー協会(International Association for Hydrogen Energy)は、これを名前の由来とした「ジュール・ヴェルヌ賞」を表彰しています。

以下、朗読です。

朗読部の引用元: ジュール ヴェルヌ=著, 大友 徳明=訳 : 神秘の島 第二部 (偕成社文庫, 2004) pp.207-212.

水素チャンネルニュース 第86回 2020年11月22日号

水素チャンネルニュース
第86回 2020年11月22日号

この番組は、水素エネルギーに関するニュースをお伝えするラジオ番組です。

お聞きいただきまして、ありがとうございます。アナウンサーの新浜メチスです。

今回は、およそ2020年11月14日から11月22日までのニュース、記事11本です。では、スタートです。

次の2本の記事は、同じニュースです。
【1】11月21日の福島民友新聞社 みんゆうNet。「全国初の大規模実証!水素社会実現へ浪江町「水素タウン構想」」引用、浪江町は20日、水素社会の実現に向けた「なみえ水素タウン構想」を発表した。( https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201121-559824.php )

【2】11月21日の福島民報。「「水素タウン構想」発表 燃料電池車公用車に導入へ ゼロカーボン目指す浪江町」( https://www.minpo.jp/news/moredetail/2020112181131 )

次のニュースです。

【3】11月17日の福島民友新聞社 みんゆうNet。「郡山に「水素ステーション」開設へ 商用定置式、県内2カ所目」引用、郡山市安積町の郡山南インターチェンジ近くに来年度、商用定置式水素ステーション開設が計画されていることが16日、分かった。( https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201117-558364.php )

【4】11月16日のニュースイッチ by 日刊工業新聞社。「鉄鋼業界の悲願「水素で鉄をつくる」、2100年を見据えた壮大な超革新技術」( https://newswitch.jp/p/24646 )

【5】11月22日の日本経済新聞。「英国で高まる「水素熱」」( https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66473300Q0A121C2TM5000/ )

【6】11月9日のIDEAS FOR GOOD。「水素を燃料とする、エアバスのゼロエミッション航空機」( https://ideasforgood.jp/2020/11/09/zero-emission-airbus/ )

【7】11月19日のロボスタ。「石川県七尾湾で水素燃料電池を搭載した「水上ドローン」の実証実験 モバイル回線に接続したスマートフォンで遠隔制御」( https://robotstart.info/2020/11/19/kddi-water-drone-experiment.html )

【8】11月21日の愛媛新聞ONLINE。「松山で試乗会 小学生ら水素で走る環境に優しいバスを体感」( https://www.ehime-np.co.jp/article/news202011220007 )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【9】11月10日の時事ドットコム。「「100%再エネ」実は通常電力 環境省水素ステーション事業―会計検査院」( https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111000576&g=eco )

【10】11月17日の環境ビジネス。「再エネ水素ステーション導入事業廃止・エネ合改善要求など、会計検査院が報告」( https://www.kankyo-business.jp/news/026595.php )

次のニュースです。

【11】11月20日のFuelCellsWorks。「スペイン:タルゴの水素列車は2023年に準備が整います」( https://fuelcellsworks.com/news/spain-talgos-hydrogen-train-will-be-ready-in-2023/ )

ニュースは、以上です。

今回お届けしました記事へのリンクは、動画の説明欄をご覧ください。

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次回は、11月28日 土曜日の予定です。また、お会いしましょう。
お相手は、新浜メチスでした。
バイバイ。

水は未来の石炭なんだ

『神秘の島』(原題 L’Ile mysterieuse) は、フランスの作家ジュール・ヴェルヌが1874年に発表した冒険小説です。水素エネルギーに関する記述があり、国際水素エネルギー協会(International Association for Hydrogen Energy: IAHE)は、これに由来とした「ジュール・ヴェルヌ賞 (Jules Verne Award)」を表彰しています。

Welcome to the International Association for Hydrogen Energy

IAHE Jules Verne Award for Superior Service (a general area of involvement). Jules Verne, of course, predicted the hydrogen energy idea in his 1874 novel The Mysterious Island.

最近では、2018年に、東芝エネルギーシステムズが同賞を受賞しています。

 ・国際水素エネルギー協会より「ジュール・ヴェルヌ賞」を受賞 | 東芝エネルギーシステムズ株式会社 (2018/6/20)
 ・水素エネルギー記事: 東芝、水素エネ供給システムで「ジュール・ヴェルヌ賞」を受賞 (2018/06/26)

以下に、『神秘の島』での記述を引用します:

ジュール ヴェルヌ=著, 大友 徳明=訳 : 神秘の島 第二部 (偕成社文庫, 2004) pp.207-212.

 ある日、ジェデオン・スピレットが技師にこんなことをいった。

「結局のところ、サイラスくん、きみは工業や商業の活動はどんどん発展をつづけると予想しているが、いずれ活動が完全にストップする危険性はないのかね?」

「ストップするだって! どうして?」

「だって、ここで燃えているこの石炭はいちばん貴重な鉱物と呼ばれているが、これがなくなってしまえば!」

「たしかに、いちばん貴重な鉱物にはちがいない」と、技師は答えた。「自然は、ダイヤモンドをつくりだすことによって、石炭が貴重なものであることを証明しようとしたのかもしれない。ダイヤモンドは、純粋に炭素が結晶したものにすぎないからね。」

「サイラス先生」と、ペンクロフが口をはさんだ。「いまにボイラーのかまで、石炭のかわりにダイヤモンドを燃やすようになる、といいたいんじゃないだろうね?」

「そんなことはないよ」と、サイラス・スミスは答えた。

「でも、しつこいようだが」と、ジェデオン・スピレットがまたいった。「いつの日か石炭が完全に消費されてなくなることは、否定できないだろう?」

「だが、石炭の埋蔵量はまだ相当なものなんだ。十万人の坑夫が毎年一千万トンの石炭を掘りだしているが、掘りつくすにはほど遠いんだよ!」

「石炭の消費量がどんどんふえていけば」とジェデオン・スピレットがいいかえした。「その十万人の坑夫がやがて二十万人になり、採掘量が二倍になることが予測できるじゃないか。」

「だぶんね。でも、ヨーロッパの炭坑も、新しい機械でもっと深いところまで採掘できるようになるし、それ以外にも、アメリカやオーストラリアの炭坑がずっと長いあいだ、工業界の石炭消費をまかなってくれるはずだ。」

「どれくらいの期間?」記者はたずねた。

「すくなくとも二百五十年から三百年はね。」

「それならおれたちは安心だが」と、ペンクロフはいった。「ずっとあとの子孫は心配だな!」

「石炭と別のものが見つかるよ」と、ハーバートがいった。

「それに期待するしかないね」と、ジェデオン・スピレットが答えた。「だって、石炭がなくなれば、もう機械は動かない。機械が動かなくなれば、もう鉄道も蒸気船も工場も動かなくなって、現代生活の進歩に必要なものがなにもかもなくなってしまうんだ!」

「だが、なにを見つけるというんだい?」ペンクロフがたずねた。「サイラス先生、どう思う?」

「だいたい見当はついているんだ、ペンクロフ。」

「じゃあ、石炭のかわりになにを燃やすんだ?」

「水だよ」とサイラス・スミスは答えた。

「水だって?」ペンクロフは叫んだ。「蒸気船や機関車の機関をあたためるのに水を使うんだって! 水をあたためるのに水を!」

「そうなんだ。でも、その成分に分解した水のことだけどね」と、サイラス・スミスは答えた。「たぶん、電気によって分解された水を使うことになると思う。電気はそのころ、強大で利用可能なエネルギーになっているはずなんだ。どんな偉大な発見もそうだが、すべてがなにかふしぎな法則によって、たがいに協力し、おぎないあっているみたいなんだよ。そう、わたしはいつか水が燃料として使われる日がくると思っている。水の成分である、水素と酸素が、個別に使われるにせよ、同時に使われるにせよ、尽きることのない熱源や光源を提供してくれると思っているんだ。しかも、石炭には不可能な、強力な熱源や光源をね。いつの日か、蒸気船の石炭庫や、機関車のための炭水車に、石炭ではなく、この水素と酸素の圧縮ガスが積みこまれることになる。そしてこの圧縮ガスが、ボイラーのなかで猛烈な熱量をだして燃えることになるんだ。

 そういうわけで、なにも心配することはない。この地球に人間が住んでいるかぎり、地球は人間に必要なものをまかなってくれるよ。われわれは光や熱にことかくことはないし、植物や鉱物や動物が生み出してくれるものに不足することもないはずだ。だから、石炭の鉱脈がぜんぶ採掘されてしまっても、水で熱をだすことや、からだをあたためることができると思うよ。水は未来の石炭なんだ。」

「そうなるのを見てみたいもんだ」と、水夫がいった。

「早く生まれすぎたんだよ、ペンクロフ」と、ナブが答えた。ナブが議論に口をさしはさんだのは、これがはじめてだった。

水素チャンネルニュース 第85回 2020年11月15日号

水素チャンネルニュース
第85回 2020年11月15日号

この番組は、水素エネルギーに関するニュースをお伝えするラジオ番組です。

お聞きいただきまして、ありがとうございます。アナウンサーの新浜メチスです。

今回は、およそ2020年11月7日から11月15日までのニュース、記事15本です。では、スタートです。

次の2本の記事は、同じニュースです。
【1】11月11日の時事ドットコム。「東邦ガス、水素混焼エンジンの研究開始 低炭素社会の実現へ」( https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111101140&g=eco )

【2】11月12日の環境ビジネス。「東邦ガスと産総研、ガス・水素混焼エンジンの課題解決へ計算モデル開発に着手」( https://www.kankyo-business.jp/news/026560.php )

次のニュースです。

【3】11月13日の日本経済新聞。「神戸市、トヨタ販売店11社と連携 水素エネ普及など」( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66187790T11C20A1LKA000/ )

【4】11月11日の日本経済新聞。「昭和電工、廃プラから化学品 燃料電池向け水素も」( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66051570Q0A111C2XY0000/ )

【5】11月9日のITmedia スマートジャパン。「水素を「仮想発電所」で利用可能に、竹中工務店がVPP制御システムを開発」( https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2011/09/news066.html )

【6】11月14日の福島民友新聞社 みんゆうNet。「新型「ミライ」特別展示!12月に発売予定 トヨタ・燃料電池車」引用、13日から、いわき市のイオンモールいわき小名浜で試作モデルの新型ミライの特別展示会を開いている。15日まで。( https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201114-557586.php )

【7】11月2日のITmedia ビジネスオンライン。「やり直しの「MIRAI」(前編)」( https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2011/02/news028.html )

【8】11月9日のITmedia ビジネスオンライン。「やり直しの「MIRAI」(後編)」( https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2011/09/news012.html )

【9】10月19日の日本経済新聞。「加速する水素開発、日本置き去りの危険」( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65080620W0A011C2X12000/ )

次の2本の記事は、同じニュースです。
【10】11月12日の川崎重工業。「「カワる、サキへ。」ショートムービー『水素社会篇』公開」( https://www.khi.co.jp/news/detail/post_74.html )

【11】11月13日のガジェット通信。「川崎重工、新ブランドムービー公開!「水素エネルギー」がもたらす未来のカタチとは」( https://getnews.jp/archives/2809103 )

次のニュースです。

【12】11月9日の自動車情報誌「ベストカー」。「水素はディーゼルの代替? EVでは実現不可? FCVが普及確実なワケ」( https://bestcarweb.jp/feature/column/213660 )

【13】11月2日のSankeiBiz。「仏が水素エネでゲレンデ整備 CO2ゼロへ機械の切り替え急ピッチ」引用、フランス国内の約250カ所のスキーリゾート地で、水素を動力源とするゲレンデ整備機への切り替えが急ピッチで進んでいる。( https://www.sankeibiz.jp/macro/news/201102/mcb2011020909007-n1.htm )

【14】11月5日のNNA.ASIA。「NZ水素生産計画、課題多く資金も不十分」( https://www.nna.jp/news/show/2113985 )

【15】11月11日のSecuretp News。「水素チューブトレーラーマーケット2020:最近の傾向と需要で巨大な成長を目撃」( https://securetpnews.info/2020/11/10/%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%882020%EF%BC%9A%E6%9C%80%E8%BF%91%E3%81%AE%E5%82%BE/ )

ニュースは、以上です。

今回お届けしました記事へのリンクは、動画の説明欄をご覧ください。

最新ニュースへのアクセスと2000年からの過去ニュースの検索は、Webサイト 水素チャンネルへ。
アドレスは、https://takagi1.net/h2
たかぎいちドットネットスラッシュエイチツー です。

次回は、11月21日 土曜日の予定です。また、お会いしましょう。
お相手は、新浜メチスでした。
バイバイ。