北欧神話では、世界樹 ユグドラシルの3つ根の下には、3つの泉がある:
一つは、ウルズの泉。
ウルズの泉において、ノルンたちは、ユグドラシルが枯れないようこの泉の水と泥を混ぜたものを常に注いでおり、お陰で樹勢が保たれている。
私は、ウルズの泉は、産業を示唆していると考える。
二つには、ミーミルの泉。
ミーミルの泉には、知恵と知識が隠されているとされており、賢い巨人ミーミルが所有している。知識を求めて訪ねてきたオーディンは、泉の水を一口飲みたいとミーミルに頼み、代価に片方の眼球を求められ、これに応じたため以来片目となった。
私は、ミーミルの泉は、知恵と知識を示唆していると考える。知恵と知識は、片目の価値がある。
三つには、フヴェルゲルミル。
フヴェルゲルミルでは、ニーズヘッグが、ユグドラシルの根をかじっている。
私は、フヴェルゲルミルは、社会に寄生する者を示唆していると考える。
すなわち、社会は、産業と、知恵と知識に支えられる。そして、社会に寄生する者は、確かに存在する。
(各項目のWikipedia記事を参考した)