価値は消費されて生存と文化を生む

経済は文化のしもべである *1。

労働力は消費されて価値を生むが *2、
価値は消費されて生存と文化を生む。

*1 私は、JR九州の車両デザインで知られる水戸岡 鋭治 氏の著作で、この言葉を知った。一般には、ベネッセコーポレーションの福武 總一郎 氏の言葉として知られている。

*2 カール・マルクスの“労働価値説”。

文化に関する考察

文化 – Wikipedia [2015年1月22日 (木) 04:10‎の版]

広く民族学で使われる文化、あるいは文明の定義とは、知識、信仰、芸術、道徳、法律、慣行、その他、人が社会の成員として獲得した能力や習慣を含むところの複合された総体のことである
— エドワード・タイラー、Primitive culture[4]

文化は、社会に関わる。

文化的であるとは、社会的分量が多いことである。即ち、社会を構成する集団において帰納的な情報量(:物体も含め)が多いことである。

文化の度合いは、社会の深さ、社会が認識・関係する世界の広さ、情報の共有・活用具合、の積(掛け算の答え)を示す。

(以下の記述は、総合的な捉え方である:)

文化的社会は、複雑であってもよいところは複雑性に富んでいる(:深さと広さ)。そして、広い世界を認識できており、広い世界と関係し、その関係に対する制御ができている。

文化的生産物は、それに関する認識が社会に共有され、帰納的な情報になっている。同時に、文化的生産物は、世界の模型であり、社会が認識・関係する世界に、広さを与える。