確率的勝利

森 博嗣 : 笑わない数学者 (講談社文庫, 1999) p.384.

「負け方が分からなかったんだよ、君は」犀川が言う。「勝つことばかり考えていた。どうやって負けたら良いのかも、考えなくちゃ。それが名人というものさ。…」

「勝つか負けるかなんて、ちょっとした運なんだ。どっちだって良い。

勝敗は六分か七分勝てばよい――岡崎 久彦「戦略的思考とは何か」

大連

竹内 正浩 : 鉄道と日本軍 (ちくま新書, 2010) p.197.

 青泥窪は、ニコライ二世によってロシア語で「遠い」という意味のダーリニー(達爾尼[:ダルニ])と改称された。

竹内 正浩 : 鉄道と日本軍 (ちくま新書, 2010) p.198.

 陥落七か月後の明治三八年一月二七日、占領行政を担当する日本の遼東守備軍は、紀元節の二月一一日をもって青泥窪を大連と改称する旨、布告している。