フィリピン南部・ミンダナオ島の都市を、ISに忠誠を誓う武装勢力が占拠した。
フィリピン・ミンダナオ島の武装勢力占拠、長期戦になる可能性も – BBCニュース
考えれば、フィリピンは、要所であるとともに、地政学的に複雑で、隙を生みやすいのである。
(1) フィリピンは、中国の「一帯一路」の「一路」・「真珠の首飾り戦略」と、日本の「自由と繁栄の弧」・「シーレーン」が、重なる地域で、且つ中国・日本に近い (ポテンシャル)。
(2) フィリピンは、南沙諸島問題で、中国と対峙している (既にある脅威)。
しかも、ミンダナオ島と南沙諸島は離れており、中国にとって南沙諸島問題での影響はない。逆に、フィリピンには対中国、対ISの二正面作戦を強いる。