『少年よ、神話になれ』
庵野 秀明 作品「新世紀エヴァンゲリオン」に感化された少年(・少女)たちは、今、社会人中堅になり、ある程度お金を自由に使えるようになり、また技術を使えるようになっている。
彼ら・彼女らが、〈我が国に関する復習と、国難克服の〉「神話」=「シン・ゴジラ」を経済的に支え、伝道し、真に神話にする。そして、神話の伝道者は、神話の一部になるのだ。
「シン・ゴジラ」に関しては、2016年11月3日から26日にかけてTwitter上で“シン・ゴジラ リアルタイム実況”が行われた。ここでは、劇中と同日・同時刻に、劇の世界の自分ならばどのようなツイートをするかの投稿が、不特定多数により行われた。参加した人は、Twitter上に劇を多面的に再生した。これは、それに参加していない人にも、少なからず影響を与えた。
虚構から現実へ… シンゴジ実況 は時代が『宇宙戦争』から一周したことを知らせる記念すべき鐘だ | ORIVERcinema
「新世紀エヴァンゲリオン」に関しては、東日本大震災の翌日(2011/ 3/12)、午後6時台に首都圏での電力不足が懸念された際に、リアル「ヤシマ作戦」として節電活動が広く行われた。「ヤシマ作戦」とは、作品中において、日本中を停電させて得られる莫大な電力をひとつの目的のために使う作戦である。「ヤシマ作戦」という概念が、神話レベルに広く知られていたこそ、迅速に(所要時間は 6時間程度であったろう)節電活動が広がり、実施されたのだ。
節電徹底へ「ヤシマ作戦」賛同者がTwitterで広がる – ITmedia NEWS
–節電– まさかリアルでヤシマ作戦をやることになるとはな。東京電力の電力不足問題。 #Eva #jishin
— TAKAGI-1 高木 一 (@takagi1) 2011年3月12日