経済という言葉は、物質的な現象をその現象界の基礎である技術やその交換媒体である貨幣のことを含めて単に説明するだけのものではなく、その現象において生じる葛藤(矛盾や逆理)をどう解決するかという実践的な意味が経済という言葉に示されています。(西部邁著『昔、言葉は思想であった』)
— ずんいち(Junichi.k) (@zunichi13) 2016年5月4日
森 有正 : 生きることと考えること (講談社現代新書, 1970) p.23.
一つの障害を乗り越えると、それに名をつける。
森 有正 : 生きることと考えること (講談社現代新書, 1970) p.88.
第二には、ヒューマニズムというのは一つの「ことば」ですから、ことばとしてそれを使うには、やはり自分の中にヒューマニズムということばであらわされる実体がなくてはならない、ということです。実体なしにそれをかってに使って、ヒューマニズムをつくろうといっても、それはことばだけに終わってしまう。(中略) …平和とか、自由とか、人間とかのばあいも同じことですが、ヒューマニズムに至るためには、ヒューマニズムから出発してもだめなのです。
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