バーバラ・W・タックマン=著, 山室 まりや=訳 : 八月の砲声 下 (ちくま学芸文庫, 2004) p.165.
遠隔の地で起こったバルカン戦争を除いては、一九一四年まで約一世代にわたってヨーロッパ大陸に戦争はなかった。
出来事を調べてみると、遠隔の地であるバルカン半島に起こった戦争を除いては、一九一四年まで約一世代にわたってヨーロッパ大陸に戦争はなかった、が正しい。
戦争一覧 – Wikipedia [2012年8月24日 (金) 09:28 の版]から、1860年から第一次世界大戦までの期間における、ヨーロッパ、バルカン半島が戦場になった戦争を抜き出してみた (なお、引用にある「一世代」とは30年を指すから、1884年~1914年で一世代である)。
・1864年 – 第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争 – Wikipedia — ユトランド半島の制圧 (デンマーク)
・1866年 – 普墺戦争 — ケーニヒグレーツの戦い – Wikipedia (チェコ)
・1870年~1871年 – 普仏戦争 – Wikipedia — セダンの戦い – Wikipedia (フランス)、パリ陥落
・1877年~1878年 – 露土戦争 (1877年-1878年) – Wikipedia (戦場: バルカン半島)
・1897年 – 希土戦争 (1897年) – Wikipedia (戦場: バルカン半島)
・1911年~1912年 – 伊土戦争 – Wikipedia (戦場: バルカン半島、北アフリカ)
・1912年 – 第一次バルカン戦争 – Wikipedia (戦場: バルカン半島)
・1913年 – 第二次バルカン戦争 (戦場: バルカン半島)
関連:
攻撃と防禦の優位性
http://takagi1.net/ezhtml/inw3/za_0706300.html#3
砲弾量の戦いになったのは第一次世界大戦以降
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2139.html