0906 ウィルバー・ライト「航空実験」(1901)

知の森 09 飛行 | [世界を変えた書物] 展

ウィルバー・ライト(1867-1912)
「航空実験」, シカゴ, 1901年, 初版.

Wright, Wibur. (1867-1912)

Some Aeronautical Experiments. Chicago, 1901, First edition.

世界を変えた書物「工学の曙文庫」『航空実験』

0906 Wright (1901)

0906 Wright (1901)

0905 オットー・リリエンタール「飛行術の基礎となる鳥の飛翔」(1889)

知の森 09 飛行 | [世界を変えた書物] 展

オットー・リリエンタール (1848-1896)
「飛行術の基礎となる鳥の飛翔」, ベルリン, 1889 年, 初版.

Lilienthal, Otto. (1848-1896)

Der Vogelflug als Grundlage der Fliegekunst,,,. Berlin, 1889. First edition.

世界を変えた書物「工学の曙文庫」『飛行術の基礎となる鳥の飛翔』

0905 Lilienthal (1889)

0905 Lilienthal (1889)

0905 Lilienthal (1889)

OS05 ブレーズ・パスカル「液体の平衡及び空気の質量についての論述」(1663)

知の森 OS 大阪展特別展示 | [世界を変えた書物] 展

ブレーズ・パスカル (1623-1662)
「液体の平衡及び空気の質量についての論述」, パリ, 1663年, 初版.

Pascal, Blaise. (1623-1662)

Traitez de l’Equilibre des Liquers,,,. Paris, 1663, First edition.

世界を変えた書物「工学の曙文庫」『液体の平衡及び空気の質量の測定についての論述』

OS05 Pascal (1663)

OS05 Pascal (1663)

OS02 プリニウス「博物誌三十七書」(1513)

知の森 OS 大阪展特別展示 | [世界を変えた書物] 展

ガイウス・プリニウス=セクンドウス (c.23-79)
「博物誌三十七書」, ヴェネツィア, 1513年, 挿画入初版.

Plinius Secundus, Gaius. (c.23-79)

Historiae Naturalis libri XXXVII. Venetiis, 1513, First illustrated edition.

世界を変えた書物「工学の曙文庫」『博物誌』

OS02 Plinius Secundus (1513)

OS02 Plinius Secundus (1513)

0904 ダニエル・ベルヌーイ「流体力学」(1738)

知の森 09 飛行 | [世界を変えた書物] 展

ダニエル・ベルヌーイ(1700-1782)
「流体力学」, シュトラスブール, 1738年, 初版.

Bernoulli, Daniel. (1700-1782)

Hydrodynamica,,,. Straussburg, 1738, First edition.

世界を変えた書物「工学の曙文庫」『流体力学』

0904 Bernoulli (1738)

0904 Bernoulli (1738)

0904 Bernoulli (1738)

0902/0903 フォジャ・ド・サンフォン「モンゴルフィエ兄弟の気球体験記」(1783-1784)

知の森 09 飛行 | [世界を変えた書物] 展

フォジャ・ド・サンフォン(1745-1819)
「モンゴルフィエ兄弟の気球体験記」, パリ, 1783-1784年, 初版.

Faujas de Saint-Fond, Barthelemy. (1745-1819)

Description des Experiences de la Machine Aerostatique de MM. de Montgolfier,,,. Paris, 1783-1784, First edition.

世界を変えた書物「工学の曙文庫」『モンゴルフィエ兄弟の気球体験記』

0902/0903 Faujas de Saint-Fond (1783-1784)

0902/0903 Faujas de Saint-Fond (1783-1784)

0902/0903 Faujas de Saint-Fond (1783-1784)

0901 ラナ・テルツィ「偉大な技術に基く新発明」(1670)

知の森 09 飛行 | [世界を変えた書物] 展

ラナ・テルツィ (1631-1687)
「偉大な技術に基く新発明」, ブレスキア, 1670年, 初版.

Lana Terzi, Francesco. (1631-1687)

Prodromo overo saggio di Arcune Inventioni Nuove,,,. Brescia, 1670, First edition.

0901 Lana Terzi (1670)

0901 Lana Terzi (1670)

[世界を変えた書物]展 感想と会場

2015年11月23日、大阪梅田のグランフロント大阪にて「[世界を変えた書物]展」を見てきました。

[世界を変えた書物]展 top

感想

祝日かつ最終日だったせいかもしれませんが、たいへんな賑わいでした。それも、老若男女まんべんなく。堅めの理系の展示であるのにです。

我が国の、書籍、及び科学知を尊ぶ層の厚さを、見ることになりました。その活用がうまくされる限り、我が国の未来は明るいです (初出: Facebook 2015/11/23 )。

今回の展示と、昔の文字情報を対象とする面で似ている展示が、京都大学総合博物館の「日記が開く歴史の扉 – 平安貴族から幕末奇兵隊まで –」(2003年)です。

「日記が開く歴史の扉」展が手書きの日記を対象にしていたのに対し、[世界を変えた書物]展は、出版された活字の書籍を対象にしています。

私の反応には違いがあり、手書きの日記からは書き手に関心が向かいましたが、出版された活字の書籍からは読み手に関心が向かいました。

会場

会場の、大阪梅田のグランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル。なお、インフォメーションのおねえさんが、めっちゃ美人でした:
Knowledge Capital

展示会場は地下の「イベントラボ」。そこに向かうエスカレータの横には、縦 4~5 m の大きなポスターが張られていました:
Big display of exhibit "THE BOOKS THAT CHANGED THE WORLD"

エスカレータを降りた正面:
Entrance of exhibit "THE BOOKS THAT CHANGED THE WORLD"

入り口:
Entrance of exhibit "THE BOOKS THAT CHANGED THE WORLD"

写真撮影 OKでした:
Exhibit "THE BOOKS THAT CHANGED THE WORLD"

[世界を変えた書物]展 top

航空における操縦・制御の重要性

これを見ると、航空において操縦・制御がいかに重要かが分かります。

飛行機の開発において、ライト兄弟が採った方針は、不安定だけれど、だがそれ故に操縦しやすい機体でした。そして、グライダーで操縦術を修得してから、動力飛行の実験に取り組んだのです。

グライダーといえば、リリエンタールがいますね。リリエンタールは、グライダーで飛びまくりました *。

操縦者の重心移動により操縦する当時のグライダーには、大きな欠陥がありました。操縦者が反射的に体を動かすと姿勢を崩し墜落するのです。

人は高いところから落ちる時に、反射的に脚を地面に向けます。しかし、グライダーが正面から見て傾いた(ロール・ヨー・ピッチでいう、ロール回転)ときに、脚を地面に向けると、傾きはさらに大きくなり、墜落に至ります。脚は地面から離れた方向に向けるべきなのです。でも、人にはそれができないのです。

* リリエンタールは、グライダーでの飛行だけでなく、翼の実験装置を自ら作って研究もしています。リリエンタールの実験結果は、その後の飛行機開発者に使われました。もちろん、ライト兄弟にも (ただ、使い方を間違えて、少し遠回りをしました)。

初出:
Facebook 2015/10/21

加古川・篠山川と武庫川

JR加古川線は、加古川に沿っている。

加古川線を北上すると、終点2つ前の船町口駅の先からは、篠山川(船町口の北で、加古川に合流する)に沿い、福知山線との乗り換え駅・谷川駅、さらに福知山線の大阪方(東方)の丹波大山駅まで線路は篠山川と並行する。

篠山川は、さらに東に向かって上っていく。

対して、福知山線の大阪方は、南に進路をとる。福知山線は、さらに大阪方の草野駅付近からは、武庫川に沿う。

大昔、篠山川の上流は、武庫川に流れ込んでいた。その流路が篠山口付近で堰き止められ、その後、加古川に合流する現在の篠山川の流路ができた。

河川争奪2 waybackマシン

太古、武庫川と篠山川がおなじ川だった

 篠山盆地をながれる篠山川がその大昔には、武庫川に向かって流れていました。(野村1984)

最終氷河期になるまでは、篠山川の水は武庫川に流れていましたが、傾斜が緩やかなため排水はよくありませんでした。
最終氷河期のとき、当野あたりの基盤岩が岩屑となって武庫川に堆積しました。そのため、流れは著しく悪くなりました。

流れがとまり、排水の悪いときの堆積物が弁天黒土です。
篠山盆地全体の排水がわるくなり、各地に扇状地ができました。
そして、川代渓谷ができると、排水がよくなり、それまで盆地にたまった堆積物の侵食がはじまりました。

現在では、

・加古川水系の篠山川の上流の籾井川の上流

と、

・武庫川水系の羽束川の上流の天王川

は、大阪府能勢町の北端の天王峠で近接する。ここが、現在の加古川水系と武庫川水系の分水界である。

羽束川は、福知山線道場駅の北に広がる千苅水源池に流れこみ、その後武庫川に合流する。

初出: Twitter 2015/ 8/16 10:12 10:21 10:27