ウィルバー・ライト(1867-1912)
「航空実験」, シカゴ, 1901年, 初版.
Wright, Wibur. (1867-1912)
Some Aeronautical Experiments. Chicago, 1901, First edition.
ウィルバー・ライト(1867-1912)
「航空実験」, シカゴ, 1901年, 初版.
Wright, Wibur. (1867-1912)
Some Aeronautical Experiments. Chicago, 1901, First edition.
オットー・リリエンタール (1848-1896)
「飛行術の基礎となる鳥の飛翔」, ベルリン, 1889 年, 初版.
Lilienthal, Otto. (1848-1896)
Der Vogelflug als Grundlage der Fliegekunst,,,. Berlin, 1889. First edition.
ブレーズ・パスカル (1623-1662)
「液体の平衡及び空気の質量についての論述」, パリ, 1663年, 初版.
Pascal, Blaise. (1623-1662)
Traitez de l’Equilibre des Liquers,,,. Paris, 1663, First edition.
ガイウス・プリニウス=セクンドウス (c.23-79)
「博物誌三十七書」, ヴェネツィア, 1513年, 挿画入初版.
Plinius Secundus, Gaius. (c.23-79)
Historiae Naturalis libri XXXVII. Venetiis, 1513, First illustrated edition.
ダニエル・ベルヌーイ(1700-1782)
「流体力学」, シュトラスブール, 1738年, 初版.
Bernoulli, Daniel. (1700-1782)
Hydrodynamica,,,. Straussburg, 1738, First edition.
フォジャ・ド・サンフォン(1745-1819)
「モンゴルフィエ兄弟の気球体験記」, パリ, 1783-1784年, 初版.
Faujas de Saint-Fond, Barthelemy. (1745-1819)
Description des Experiences de la Machine Aerostatique de MM. de Montgolfier,,,. Paris, 1783-1784, First edition.
ラナ・テルツィ (1631-1687)
「偉大な技術に基く新発明」, ブレスキア, 1670年, 初版.
Lana Terzi, Francesco. (1631-1687)
Prodromo overo saggio di Arcune Inventioni Nuove,,,. Brescia, 1670, First edition.
2015年11月23日、大阪梅田のグランフロント大阪にて「[世界を変えた書物]展」を見てきました。
祝日かつ最終日だったせいかもしれませんが、たいへんな賑わいでした。それも、老若男女まんべんなく。堅めの理系の展示であるのにです。
我が国の、書籍、及び科学知を尊ぶ層の厚さを、見ることになりました。その活用がうまくされる限り、我が国の未来は明るいです (初出: Facebook 2015/11/23 )。
今回の展示と、昔の文字情報を対象とする面で似ている展示が、京都大学総合博物館の「日記が開く歴史の扉 – 平安貴族から幕末奇兵隊まで –」(2003年)です。
「日記が開く歴史の扉」展が手書きの日記を対象にしていたのに対し、[世界を変えた書物]展は、出版された活字の書籍を対象にしています。
私の反応には違いがあり、手書きの日記からは書き手に関心が向かいましたが、出版された活字の書籍からは読み手に関心が向かいました。
会場の、大阪梅田のグランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル。なお、インフォメーションのおねえさんが、めっちゃ美人でした:
展示会場は地下の「イベントラボ」。そこに向かうエスカレータの横には、縦 4~5 m の大きなポスターが張られていました:
これを見ると、航空において操縦・制御がいかに重要かが分かります。
飛行機の開発において、ライト兄弟が採った方針は、不安定だけれど、だがそれ故に操縦しやすい機体でした。そして、グライダーで操縦術を修得してから、動力飛行の実験に取り組んだのです。
グライダーといえば、リリエンタールがいますね。リリエンタールは、グライダーで飛びまくりました *。
操縦者の重心移動により操縦する当時のグライダーには、大きな欠陥がありました。操縦者が反射的に体を動かすと姿勢を崩し墜落するのです。
人は高いところから落ちる時に、反射的に脚を地面に向けます。しかし、グライダーが正面から見て傾いた(ロール・ヨー・ピッチでいう、ロール回転)ときに、脚を地面に向けると、傾きはさらに大きくなり、墜落に至ります。脚は地面から離れた方向に向けるべきなのです。でも、人にはそれができないのです。
* リリエンタールは、グライダーでの飛行だけでなく、翼の実験装置を自ら作って研究もしています。リリエンタールの実験結果は、その後の飛行機開発者に使われました。もちろん、ライト兄弟にも (ただ、使い方を間違えて、少し遠回りをしました)。
JR加古川線は、加古川に沿っている。
加古川線を北上すると、終点2つ前の船町口駅の先からは、篠山川(船町口の北で、加古川に合流する)に沿い、福知山線との乗り換え駅・谷川駅、さらに福知山線の大阪方(東方)の丹波大山駅まで線路は篠山川と並行する。
篠山川は、さらに東に向かって上っていく。
対して、福知山線の大阪方は、南に進路をとる。福知山線は、さらに大阪方の草野駅付近からは、武庫川に沿う。
大昔、篠山川の上流は、武庫川に流れ込んでいた。その流路が篠山口付近で堰き止められ、その後、加古川に合流する現在の篠山川の流路ができた。
太古、武庫川と篠山川がおなじ川だった
篠山盆地をながれる篠山川がその大昔には、武庫川に向かって流れていました。(野村1984)
…
最終氷河期になるまでは、篠山川の水は武庫川に流れていましたが、傾斜が緩やかなため排水はよくありませんでした。
最終氷河期のとき、当野あたりの基盤岩が岩屑となって武庫川に堆積しました。そのため、流れは著しく悪くなりました。…
流れがとまり、排水の悪いときの堆積物が弁天黒土です。
篠山盆地全体の排水がわるくなり、各地に扇状地ができました。
そして、川代渓谷ができると、排水がよくなり、それまで盆地にたまった堆積物の侵食がはじまりました。
現在では、
・加古川水系の篠山川の上流の籾井川の上流
と、
・武庫川水系の羽束川の上流の天王川
は、大阪府能勢町の北端の天王峠で近接する。ここが、現在の加古川水系と武庫川水系の分水界である。
羽束川は、福知山線道場駅の北に広がる千苅水源池に流れこみ、その後武庫川に合流する。