運用者との会話

運用者は、性能の相互関係(ある運転条件を変えると、それが他の運転条件にどのような影響をあたえるのか)を知りたい。この知識によって、運用者は、想定・シミュレーション・ケーススタディーができる。

運用を検討している人に、トレードオフの網をかぶせてやれ。運用検討人の集団の個々人が理解可能で、その集団内で共有可能にして(形式知化)。

運用者の関心領域を知るために、開発者・設計者は、性能を点で抑えず、面で把握して、時々、定格から縦横にずらした話をするとよい。

ただし、定格からずれることは、水飴のなかを泳ぐように大変である。この水飴をさらさらなものに感じられるようになったら、開発者・設計者として「精通した」と言えるのだろう。

記憶

そこに至る経路によらない「状態量」で表現すると言うことは、経路に関する記憶を評価しないということだ。

逆に、材料は熱処理に関する記憶をもっている、と言える。