1879年12月28日、初代テイ橋は、開通から年数を経ずに崩壊した。
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1879年12月28日午後7時15分、英国スコットランド州ダンディ市にあるテイ橋が、嵐に伴う強風のため崩壊し、橋を走行していた機関車6車両および乗客75人がテイ湾に落ち、全員が死亡した。事故の原因は、風圧や風荷重を考慮に入れていなかった設計者トーマス・バウチの設計ミスおよびメンテナンス不足であることが明らかになり、この事故をきっかけにして、橋を設計する時に風が与える影響を考慮するようになった。
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原因は設計者トーマス・バウチの設計ミスおよび橋のメンテナンス不足で、以下はその詳細。1.橋の対角材が強風に耐えられる構造になっていなかった。2.設計者バウチは風荷重を10lb/sq.ftとしてテイ橋を設計したが、その値は明らかに見積もり不足であった。3.質の悪い鉄が使用されており、寒さのためひび割れていた。4.対角材を留めるパーツがはずれていた。
テイ橋 – Wikipedia [2017年9月14日 (木) 23:28 の版]
捜査官はすぐに事故の原因となった設計・材質・工法上の欠陥を調査し、バウチの設計は風による荷重に対して余裕がなかったとした[5]。彼は、200 フィート以下のガーダーでは風に対する考慮は不要と報告されていたが、より長い 245 フィート(約 75 メートル)のガーダーへ設計変更した際にこれを見直さなかった。
関連:
ヘンリー ペトロスキー「橋はなぜ落ちたのか―設計の失敗学」
http://takagi1.net/books/booknet/blog-entry-1730.html